【日産N7を日本に】超上質な乗り味は文句なし!! N7は全方位的にべた褒めできる!! 現地からの衝撃試乗をお届け!

【日産N7を日本に】超上質な乗り味は文句なし!! N7は全方位的にべた褒めできる!! 現地からの衝撃試乗をお届け!

 中国で売れるクルマを作る。まさに言うは易しだが、行うは難しな言葉だ。そんな市場で日産のN7は、これまでの日本車とは少し違う存在感を放っている!! 上海モーターショーからすでに目を付けていた国沢光宏氏が実際にハンドルを握ってチェック!! どうやら走りや乗り味の作り込みまで、現地勝負の本気度が窺えそうだぞ!? 

文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部、東風日産

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N7は中国市場における日本勢で頭一つ抜けた存在となるか!?

上海モーターショーで目にした時から、期待大だったという国沢氏。編集長が誘った試乗だがご満悦でひと安心
上海モーターショーで目にした時から、期待大だったという国沢氏。編集長が誘った試乗だがご満悦でひと安心

 日本勢は電気自動車の投入遅れや、商品戦略の失敗などにより中国市場で苦戦中である。ハイブリッドと中国現地開発の電気自動車で踏ん張るトヨタこそ何とか台数をキープしているものの、ホンダの場合、完全に市場のニーズを見誤り2025年の販売台数25%減。電気自動車は昨年500台しか売れなかった。日産もeパワーが狙い通り売れず大苦戦だと思われていた。

 実際、2024年は2023年より12%落としている。6年連続のダウン。2025年も厳しいという予想だったものの、終わってみたら6.3%減と踏ん張ってます。なぜかといえば2025年5月に発売した『N7』という電気自動車がクリーンヒットしたからだ。N7は昨年の上海ショーでワールドプレミア。私もショー会場で初めて見たのだけれど「これは売れそう!」という手応えを感じた。

 以下N7について紹介したい。ボディサイズだけれど全長4930mm、全幅1895mmで、カムリやアコードと同じDセグメントに属す。開発の経緯が非常に興味深いので少々。2020年の新型コロナにより中国の情報が2年間くらい全く入ってこなくなった。驚いたことにその間に中国の自動車技術は大きく進化。気がつけば圧倒的な差を付けられ、日本車の売れ行きも落ち始める。

中国に合わせた開発スピード

ピンクのN7は特に人気とのこと
ピンクのN7は特に人気とのこと

 実際、トヨタの中嶋副社長は2023年の上海ショーに行き「このままだとトヨタは潰れる!」と日本に戻るなり檄を飛ばす。

 同じタイミングで日産も「やられる!」と思ったそうな。奇しくもトヨタがbZ3Xを中国で開発することを決めた同じタイミングで、日産も中国開発を始める。ちなみにホンダは「負けそうなので日本の技術者をたくさん送り込む」という違うアプローチをしている。

 日産の中国戦略を任された河合さんという少しクセの強い技術者は「日本の指示や判断を待っていたら中国の開発スピードに勝てない」と判断。日本側に「全て中国側に任せて欲しい。報告はするので」。トヨタは中嶋副社長が「勝手に開発してよろしい」というアプローチだったのに対し、日産は中国側から独自開発をリクエストしている。違う道ながら、同じ頂上を目指したワケ。

 クルマは中国現地での開発ながら、河合さんチームが徹底的に日本の知見を投入し根本的に見直す。クルマに限らず中国全般に言えることながら、細やかな気遣いは苦手。日本車のストロングポイントである「ドライバーに対するやさしさ」(後述)を磨く。

 それでいながら中国でニーズのある大型液晶に代表されるキラキラのインテリアや冷温蔵庫など装備し、中国車と同等の価格にした。上海ショーで価格を聞いてビックリした。同じクラスのBYDやジーリーと同等の240万円スタートだという。

 考えて頂きたい。今までの日本勢は中国車の1.5~2倍くらいの価格設定だったことを考えたら、コペルニクス的転換である。N7ってARIYAより一回り大きい。電池容量は小さい方で(58kWh)あり、航続距離510km。そしてベースグレードでも”ほぼ”フル装備だったりする。

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