【日産NX8初試乗】「技術の日産」は中国にあり!! プラットフォーム開発から発売までなんと2年!! 新型「後輪駆動」BEVとREEVがニッポンの開発陣にも刺激を与えるか

【日産NX8初試乗】「技術の日産」は中国にあり!! プラットフォーム開発から発売までなんと2年!! 新型「後輪駆動」BEVとREEVがニッポンの開発陣にも刺激を与えるか

 東風日産が発表した新型SUVのNX8。BEVとレンジエクステンダー(REEV)搭載版と2種類を用意するが、なんとその開発期間はたったの2年。しかもプラットフォームから新規開発という、現地に出向している日産のエンジニアを中心に開発したモデルだ。これぞ「技術の日産」。中国での知見を日本、そしてグローバルに反映できるだろうか? 国沢光宏氏が試乗する。

文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部

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久々に感じた「技術の日産」と希望の光

驚くほどの開発ペースで登場したNX8! 見た目もかっこいいぞ!
驚くほどの開発ペースで登場したNX8! 見た目もかっこいいぞ!

 もう驚きの連続である! 久々に『技術の日産』を見た気がする。3月20日に東風日産がN7とN6に続く新世代モデル第3弾の『NX8』を発表したのだけれど、急進する中国勢と互角以上に戦えるスペックを持たせてきたのだった。いや、総合性能で考えたらTOPに躍り出たかもしれない。当然のことながら日本勢の電気自動車など相手にならない技術レベルだったりする。

 ちなみに先日別件で中国に行った際、たまたま機会を得てNX8のプロトタイプに試乗したのだけれど(電気自動車と1500ccターボエンジン使うレンジエクステンダーの2タイプ)、その時は発表前ということで詳細なスペックを発表しておらず。ハンドル握って「いいクルマですね!」と思ったものの、発表資料を見て改めて驚いている次第。以下、クルマの紹介からしてみたい。

 まずアウトラインから。全長4870mm×全幅1920mm×全高1680mmのアッパーミドルクラスSUVで、BMW iX3やアウディA6eトロン、レクサスRZあたりが競合車になる。最初に驚くのは開発期間。何とゼロスタートで2年とのこと! 通常の日本車なら最短4年。いや、プラットフォームから新開発しているため、6年くらい掛かると思う。この話を聞いた時点で常識外れです。

 さらに驚くのは(というか驚くばかりだったりする)、電気自動車とレンジエクステンダーを同じプラットフォームで作り分けていること。少し脱線するが、エンジン積んだ電気自動車ならPHEVだと思うかもしれない。まぁPHEVに分類してもいいのだろうけれど、NX8の場合、エンジン直結駆動をしていないeパワー方式なのだった。電気自動車の航続距離を伸ばすという主張です。

 本題に戻る。一般的にエンジンを搭載すると電気自動車なら不要な燃料タンクや冷却系など必要。共用するとコストもスペース効率も悪化するため共通プラットフォームより専用プラットフォームが有利になる。NX8の凄さは、電気自動車同士で比較しても、PHEV同士で比較しても、コストやスペースで負けていないという点。中国勢はもちろん、トヨタやホンダすら実現出来ていない。

中国のライバルと堂々戦えるスペック

NX8はポルシェ911ばりなRRなのだが、その走りは「ニッサン」をビンビンに感じるぞ
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 モーターだって素晴らしい! 最高出力340馬力こそ珍しくないが、量販モデルとしてTOPレベルの2万5100回転である。BYDのシーライオン7のモーターが2万3000回転で凄いと言われている。参考までに書いておくとリーフで1万500回転。高回転型ほど効率よく使えるため、電池容量81kWhの電気自動車仕様は航続距離650km。レンジエクステンダーすら航続距離310kmと長い!

 というか310km走れたら電気自動車としてして使えます。電池残量無くなったら1500cc4気筒ターボで発電機を回して走るハイブリッドモードになり、その時の航続距離1140km。合わせて1450kmという長い足を持つ。実力7掛けとして電気217km/ハイブリッド798kmのトータル1015km。直近だとPHEVが中国の売れ筋になっているため、商品力はバッチリである。

カラオケをはじめ室内の充実度にこだわりのある中国ユーザーを納得させる出来だ
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 急速充電性能も圧倒的! 直流800Vの5C充電に対応しており、6分間で300km走れるだけの電力を飲み込む。ガソリン補給くらいのイメージでいいと思う。今や電気自動車は一昔前なら夢だった性能を手に入れた。もちろん世界TOPクラスの性能だ。電池はLFPでBYDのライバルとなるCATL製の最新タイプ。60万kmという使い切れないくらい長い電池保証が付く。

 インテリアは中国のユーザーが好むキラキラ満載! シートは前後共にマッサージ機能付き。特にリアシートはSUVというより、ミニバンと比べたって負けていない居住性を持つ(オットマン付きのフルリクライニング)。もちろん温冷蔵庫も付く。液晶画面は大型が2枚! オーディオだって1000Wを装備しているため、渋滞中も快適だ。そしてカラオケ付き(笑)。

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