日本のクーペを語る時、忘れていけないのがトヨタ セリカ、日産 シルビア、ホンダ プレリュードの「国産スペシャルティ御三家」。バブル前後の熱い時代を駆け抜けて来た3台だ。同時代を生きたベストカー本誌・飯干俊作が振り返る。
※本稿は2026年2月のものです
文:ベストカー本誌・飯干俊作/写真:トヨタ、日産、ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月26日号
元気な日本を駆け抜けた御三家
セリカ、シルビア、プレリュードといえば国産スペシャルティ御三家。「デートカー」などと呼ばれる一方で、それぞれの得意技で走りの性能も競い合っていた。
2ドアクーペが日本のクルマ市場をリードし、盛り上げていた時代が確かにあったのだ。
最も熾烈な戦いになっていたのは1980年代後半から1990年代前半だろう。セリカは4〜5代目の時代で、4WDターボのGT-FOURが初登場。映画『私をスキーに連れてって』で人気を博すとともに、WRCでタイトルを獲得している。
シルビアは5代目S13。美しいデザインとともに、このクラスでは貴重な存在だった「FRの走り」をアピールした。
プレリュードは3代目で量産車初の4WSを採用したのがトピックだったが、それよりも女子大生の人気が高かったことが思い出される。
大事なのは、実用性よりもデザインとスペックとモテ要素。高くても仕事を頑張って、鬼の長期ローンでなんとか買う。あの頃、日本人はやはりクルマに恋していたのだとつくづく思う。
勢いはあったが、勢いが優先されすぎていた気もするあの時代。セリカ、シルビア、プレリュードはそんな時代の空気に絶妙にハマったクルマたちだったのだ。
2025年にプレリュードが復活し、数年後にはセリカも再登場するという。それは必然なのかたまたまなのか、時代が答えを出してくれるのだろう。
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