アルファード? それとも?? ガチで走りのよさを重視したミニバン3選

加速性能に優れるミニバン(速い!!)

アルファード/ヴェルファイアの3.5L、V6搭載モデルの価格は526万~761万9000円と超高額。ちなみに2.5L、直4搭載モデルは352万~491万8000円

 加速性能となれば、これはやはり大排気量車になる。

 トヨタアルファード/ヴェルファイアのV6、 3.5Lエンジンを搭載したモデルだ。気筒内直噴と吸気マニホールドへのデュアル燃料噴射システムを採用して301ps/6600rpmと、ミニバンとは思えないほどに高回転型エンジンだ。

 最大トルクは361Nm/4600~4700rpmと自然吸気エンジンらしい高出力トルク特性。

 他グレードに採用されるCVTではなく8速ATが採用されているので、低回転域からでも低いギアでグイグイと引っ張り、ギアを次々シフトしながらの加速感が人の感性にも刺激を与えてくれる。

アルファード/ヴェルファイアはガソリンエンジン搭載モデルの人気が高く、その大半は2.5L直4だ。圧倒的動力性能の301psの3.5L、V6は憧れの存在

 しかもシンクロするエクゾーストノイズが心地よい。

 2150㎏という車体重量をものともせず加速させる頼もしさがある。クルマじゃんけんで輸入ハイソモデルにも負けないそのツラ構えは、この3.5Lモデルに限っては伊達ではない。

 自然吸気エンジンでありながらV6というマルチシリンダーエンジンは、加速が力強くスムーズなだけでなくエンジンブレーキもよく効く。

 4気筒ターボやハイブリッドなどとはまったく異なるレスポンスだ。

 また3.5Lモデルはフロントブレーキも強化されていて他グレードに対して1インチアップの17インチのディスクブレーキを採用。ストッピングパワーもしっかりと確保しながら、なんといってもブレーキペダルのタッチフィールが良い。

 アルファード/ヴェルファイアは加速性能はもちろんのこと、ストッピングパワーもちゃんと考えたモデルに仕上がっていることも特筆だ。

3.5L搭載モデルは加速感がすばらしいのと同時に、1インチアップの17インチブレーキを採用することでストッピングパワーも強化。これは安心感につながる

走りの質感が高いミニバン

 ミニバンは多人数で移動することを前提に設計されている。つまりフル乗車やフル荷物でもしっかりと走れる室内スペースがあり、しっかり走れる設計になっていることが重要だ。あらゆる路面に対応するという意味から4WDであることも重要。

 このようなことを考えると三菱デリカD:5を挙げたい。

デリカD:5はオフロードでの走破性の高さに目が奪われがちだが、オンロードでの走りのポテンシャルも驚くほど高い。価格は391万3800~458万796円

 エンジンはクリーンディーゼルで4気筒ターボ。145ps/3500rpmと目立った数字ではないけれども最大トルクは380Nm/2000rpmと低回転域からかなり強力だ。これにスポーツモードを備えた8速ATがドッキングされている。

 サスペンションはフロント:ストラット式にリアはダブルウィッシュボーンの進化したマルチリンク式だ。

 そのハンドリングはオンロード/オフロードを問わずしっかりした操舵フィールがあり、サスペンションもホイールストロークが大きくとられていてラリーで鍛えた三菱車という印象だ。

 ビッグマイナーチェンジしてからエクステリアも都会的になり、室内での静粛性を含めたクォリティがアップしたことも見逃せない。

悪路を走れるミニバンとしては世界中にライバル不在。デリカD:5はこの分野では唯一無二の存在と言ってもいい独壇場
2019年2月のビッグマイチェンでダイナミックシールドを採用。アクが強いだけでなく洗練されている。写真右が標準、左がアーバンギア

【画像ギャラリー】トヨタ、日産、ホンダがラインナップ!! ノーマルとはひと味違うメーカー系チューニングミニバン

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!