シエンタ一部改良! コロナ禍で各社の動向は? ほか国内メーカー最新ニュースを網羅!!!

■三菱も新型コロナの影響で工場ストップ&納期遅れ

 三菱自動車は新型コロナウイルス感染拡大の影響で部品供給が遅れ、小型車を生産する岡崎工場と軽自動車を組み立てている水島両工場が稼働停止状態にあります。

 このためデリカD:5、アウトランダー、RVR、エクリプスクロス、eKワゴン、eKクロススペース/eKスペースなどの生産がストップ状態にあり、各モデルの納期は軒並み6月中旬以降と延びています。

 今後の感染拡大の状況によっては、さらに先送りされる可能性もあります。

eKスペース(上)とeKクロススペース。日産のルークスもだが、発売直後の一番大事な時期にコロナ禍に見舞われたのは忸怩たる思いに違いない

■各社 新型コロナの影響で主要モデルの納期が軒並み先送り

 自動車メーカー傘下の販売店は、新型コロナウイルスの影響でメーカーの工場が稼働停止に追い込まれても、多くの販売店は通常営業しています。営業時間を短縮している販売店もありますが、休業するところはありません。

 業務は新車販売だけでなく、定期点検、車検のアフターフォロー、修理、中古車販売、部品用品販売、保険業務などがあるためです。

 クルマを生産する工場が稼働停止に追い込まれている状況でも、販売店は新車販売の受注活動ができます。そのため売れゆき状況に関わらず、納期が軒並み先送りされる事態となっています。

 これによって、4月中旬現在では通常1カ月待ち以内の納期の車種でも、2カ月待ち以上の6月中旬以降に納期は延びています。今後工場の稼働停止時間が長引くほど納車できず、バックオーダーが貯まり続ける可能性があります。

新型コロナウイルス蔓延の影響で、部品の供給がスムーズに行われず生産が滞りがちになっているため、ハスラーも納期が3カ月待ちに延びている

■スズキ バレーノは年内にもモデル廃止か?

 スズキ販売店筋によると、同社のコンパクトハッチバックモデル「バレーノ」は年内にもモデル廃止となる可能性があるといいます。

 個性的なエクステリアデザインと走りのポテンシャルの高さで一定のファン層に人気が高かったのですが、発売後4年が経過し、販売が大幅に落ち込んでいます。

 インド産の輸入モデルのためにモデルチェンジによる改良が難しい面があり、モデル廃止をすることが有力になっています。

2018年5月の「XT」一部改良、2019年4月のボディカラーの設定変更以来、音沙汰のないスズキ バレーノ

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