1991年のル・マン24時間レースで日本車初の総合優勝を成し遂げたマツダ787B。その心臓部であるR26B型4ローターレーシングエンジンを精密再現した1/6スケールモデルが、ル・マン優勝35周年記念仕様として登場した。ファン待望の再販でありながら、新ギミックを備えた特別仕様となっている点に注目だ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】マツダ787BのR26Bが蘇る! 35周年記念エンジン模型発売(4枚)画像ギャラリー伝説の4ローターが再び!! R26Bエンジン模型が35周年記念仕様へ進化
マツダファンにとって特別な存在である787B。そのマシンに搭載された伝説のR26B型4ローターレーシングエンジンを精密再現した1/6スケールモデルが、「ルマン優勝35周年記念エディション」として発売される。
1991年、マツダ787Bはル・マン24時間レースで日本メーカー初となる総合優勝を達成した。その快挙から35年という節目を記念して登場した今回のモデルは、単なる再販ではない。これまでの限定モデルにはなかった新たなパーツとギミックが追加され、コレクターズアイテムとしての価値をさらに高めている。
今回最大の見どころは、新たに追加された「リヤセクションキット」だ。ベルハウジングやトランスミッションケースをはじめ、実車さながらの構成パーツが装着されており、R26Bエンジン単体モデルでは味わえなかったレーシングマシンのメカニズムをより深く楽しめる仕様となった。
さらにレース用クラッチも新たにセット。これに合わせて新ギミックも搭載された。リヤセクションキットをスライドさせることで、
・エンジンとミッションが接続された状態
・クラッチやフライホイールが露出する分離状態
の2パターンを再現可能。普段は見えないクラッチレリーズベアリングなども観察できるため、まさにメカ好きにはたまらない仕掛けだ。精密模型でありながら、実車の構造理解にも役立つ展示モデルといえるだろう。
ファンの再販要望に応えた“奇跡の復活”
実はこのR26Bエンジンモデルシリーズは、株式会社MZRacingと日下エンジニアリングによるコラボ商品として過去に複数モデルが発売されてきた。なかでも2021年に発売された「ルマン優勝30周年記念ファイナルエディション」は大きな話題となり、受注終了後も再販を望む声が絶えなかったという。
しかし、同社は「限定品と同一仕様の商品は再販しない」という方針を持っていたため、単純な復刻は不可能だった。
転機となったのは2025年秋。マツダの備品庫に保管されていたリヤセクションキットが偶然発見されたことだった。この発掘をきっかけに商品化プロジェクトがスタートし、35周年記念モデルとして結実したのである。ファンの熱意と偶然の発見が生んだ、まさに奇跡の復活劇といえるだろう。
価格は17万9300円(税込)。決して安価なアイテムではないが、マツダ株式会社の公式ライセンス商品であり、すべてフルハンドメイドによる受注生産品となる。
展示用としても豪華で、専用台座とアクリルケースが付属。さらに、
・マツダ787Bスペックパネル
・55号車ル・マン決勝仕様ギヤレシオ記載パネル
・ル・マン優勝35周年ロゴプレート
もセットされる。
サイズは台座・ケース込みで全長400mm、全幅250mm、高さ140mm。自宅やガレージに飾れば、間違いなく主役級の存在感を放つはずだ。
受注期間は2026年6月3日から最長1年間を予定しているが、期間変更や終了の可能性もあるため、購入を検討している人は早めのチェックがおすすめだ。
ロータリーエンジンの歴史を語るうえで欠かせないR26B。その技術的偉業とル・マン優勝の栄光を手元で楽しめる今回の35周年記念モデルは、マツダファンのみならずエンジニアリングに魅了されるすべてのクルマ好きに刺さる一品といえるだろう。






コメント
コメントの使い方