【ノートVSスイフトほか5番勝負】人気車VS実力車 『売れてる車は最良か』

『人気車』CX-5 VS 『実力車』フォレスター

CX-5/3月販売台数:9669台
CX-5/3月販売台数:9669台
フォレスター/3月販売台数:2195台
フォレスター/3月販売台数:2195台

■フォレスターが実力車である理由

 最低地上高220mmを確保して走破力に優れながら、床は低めに抑えた。水平対向エンジンと相まって重心が低く、走行安定性がいい。

 乗降性も優れ、後席の床と座面の間隔も充分に確保されるため、居住性も快適だ。

 乗り心地は、発売当初はターボのXTを筆頭に硬かったが今は改善された。安全装備ではアイサイトバージョン3が装着され、LEDヘッドランプにはハイビームを維持しながら相手車両の眩惑を抑える機能も装着できる。

■オススメはCX-5! フォレスターは新型を待つべし

 CX-5は現行型で乗り心地を向上させた。クリーンディーゼルターボは動力性能が高く燃費も優れる。内装は質を向上させ、後席の座り心地も大幅に快適になった。安全装備も進化している。

 それでもフォレスターはさほど見劣りしないが、2018年にはフルモデルチェンジを受ける予定だ。

 フォレスターはプラットフォームを含めてクルマ作りが大幅に刷新されるので、これを待ちたい。従っておすすめはCX-5になる。

『人気車』クラウン VS 『実力車』スカイライン

クラウン/3月販売台数:2790台
クラウン/3月販売台数:2790台
スカイライン/3月販売台数:623台
スカイライン/3月販売台数:623台

■スカイラインが実力車である理由

 スカイライン全高を1440mmに抑えた低重心のボディは、高速道路のカーブを曲がる時でも安心感が高い。

 乗り心地は少し硬いが、高い速度域では快適性を損なわない。エンジンはV6、3.5Lのハイブリッドと、メルセデスベンツから供給を受ける直4、2Lターボを用意して、動力性能にも余裕がある。

■日本に特化したクラウンの価値

 今のスカイラインはインフィニティのエンブレムを装着して、北米などの海外市場を重視する。ボディも肥大化した。

 ハイブリッドに装着されるダイレクトアダプティブステアリングは北米好みの設定だ。操舵に対する反応が過敏で少し子供っぽい。緊急自動ブレーキは2台先の車両も検知するが歩行者は対象外だ。

 従って日本の高級感を追求したクラウンを推奨する。全幅が1800mmに収まり、後席の居住性はスカイラインよりも快適。

 内装の豪華さも日本のユーザーの感覚に合わせている。緊急自動ブレーキは歩行者を検知するので、街中での安心感が高い。

『人気車』インプレッサ VS 『実力車』アクセラ

インプレッサ/3月販売台数:6880台
インプレッサ/3月販売台数:6880台
アクセラ/3月販売台数:3012台
アクセラ/3月販売台数:3012台

■アクセラが実力車である理由

 アクセラスポーツは、少しワイドなボディにより走行安定性が高い。カーブを曲がる時には車両の向きが自然に変わり、危険回避時の安定性も優れている。

 ハンドル操作に応じてエンジン出力を微妙に調節して、滑らかで快適な走りを支援するGベクタリングコントロールの隠し味も利いている。

 クリーンディーゼルターボは高性能で燃費も優れ、振動やノイズも軽減した。緊急自動ブレーキを作動できる安全装備も進化している。

■トータルで勝るのはインプレッサながらアクセラのDEは魅力的

 アクセラスポーツは発売後の改良で商品力を向上させたが、推奨度が高いのはインプレッサスポーツだ。

 プラットフォームの刷新で走行安定性と乗り心地を大幅に向上させ、歩行者保護エアバッグなどの安全装備も勝っている。視界は現行型で悪化したが、アクセラスポーツよりは後方が見やすい。

 ただし、高い動力性能を求めるなら、アクセラスポーツのディーゼルターボエンジン車を選ぶ余地もある。


  • 1番勝負:ノートe-POWER VS スイフト/『実力車』スイフトの勝ち
  • 2番勝負:C-HR VS XV/『実力車』XVの勝ち
  • 3番勝負:CX-5 VS フォレスター/『人気車』CX-5の勝ち
  • 4番勝負:インプレッサ VS アクセラ/『人気車』インプレッサの勝ち
  • 5番勝負:クラウン VS スカイライン/『人気車』クラウンの勝ち

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