三菱自動車トップが語った! 次代に挑むこれからの商品戦略


 2020年12月4日、三菱自動車が新型「エクリプスクロス」を発売した。新型には「アウトランダーPHEV」で定評のあるPHEVが新たに設定された。

 フロントデザインは、「ダイナミックシールド」をさらにシャープに洗練されたものに進化させ、各種ランプレイアウトの変更により、よりSUVらしい精悍でスポーティなものに生まれ変わった。

 またリアデザインも、従来のダブルガラスから、流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更し、より洗練された伸びやかなフォルムを実現している。

 2020年10月15日から予約注文の受け付けが開始されたが、11月末時点で月販目標の2倍となる約2000台を受注し、好調な滑り出しを見せているという。新たなPHEVモデルの注目度の高さがうかがえる。

デザインを一新し、新たにPHEVモデルを設定したクロスオーバーSUV「新型エクリプスクロス」。PHEVモデルで384万8900~447万7000円、ガソリンモデルで253万1100~334万6200円となる

 そんな新型SUVを送り出した日に、もうひとつ注目すべき取材が行われた。それが、自動車メディアを対象としたラウンドテーブルインタビューだ。出席したのは、加藤 隆雄CEO 、長岡 宏Co-COO兼 開発担当という三菱自動車のトップのふたりだ。

 2020年7月に発表した中期経営計画で、2020~2022年度の戦略を明かしている三菱だが、今回はそれよりも先の時代の注目すべき戦略について情報が出てきたので、速報としてお伝えしたい。

文/ベストカーWeb編集部
写真/MITSUBISHI、編集部

【画像ギャラリー】進化したのはデザインだけじゃない! 注目のPHEVモデルを投入した新型エクリプスクロスの全貌をチェック!!


■電動化社会に向けて 三菱が打ち出す注目の商品戦略

ラウンドテーブルインタビューに出席した加藤 隆雄CEO (写真右)、長岡 宏Co-COO兼 開発担当(写真左)

●今後の電動化の主役はPHEV&EVに
 三菱自動車は今後PHEVとピュアEVの開発に力を入れていくという。近い将来登場する「新型アウトランダー」では、進化したPHEVシステムを搭載することになる。

 小型車のPHEV化については、まずはPHEVシステムをベースとしたHV化を進め、その次にPHEV化、必要であればピュアEV化する流れになるという。

●EVはアライアンスで共同開発
 ピュアEVで利益が出ている会社は現在少ない。そのため、三菱単独でEVを開発することはない。

 EVを得意とする日産などアライアンスの技術を取り入れながら、共同開発することになる。今後投入される、軽EVもそのひとつになる。

●国内市場ではディーゼルからPHEVにシフトが本格化
 従来型のエクリプスクロスに設定していたディーゼルモデルを廃止したが、高いトルクによる力強い走りが魅力のディーゼルに対して、PHEVもモーターによる素早い出足など力強い走りを実現していてキャラクターがかぶるため、苦渋の決断で廃止した。

 今後、国内市場に新たなディーゼルモデルを投入する計画はなく、環境対応の面からもPHEVに置き換わっていく流れになる。

 とはいえ、新興国ではディーゼルはまだ主力エンジンなので、新しいエンジンを開発している。将来的にはディーゼル+電動化や、フレーム車のPHEV化といった技術の開発も選択肢にある。

●販売店からも要望の強い ラインナップの拡充を実施
 商品ラインナップの拡充を計画しているが、セダンなどを追加するという計画はなく、さまざまなタイプのSUVを充実させる方向になる。

 デリカD:5、軽自動車についてはいろいろ検討を行っている。

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 三菱自動車のトップが語ったさらに気になる情報とは!? より詳しい内容は、12月7日(月)にお届けします。

【画像ギャラリー】進化したのはデザインだけじゃない! 注目のPHEVモデルを投入した新型エクリプスクロスの全貌をチェック!!

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