■販売店からも要望の強い ラインナップの拡充を実施
三菱自動車のSUVラインナップには、「RVR」「エクリプスクロス」「アウトランダー」があるが、車格としては違うものの、同じような毛色のクルマが3つあって、それ以外の売りやすいクルマがない。
就任後、各地のディーラーに話を聞きに回った加藤CEOは、近いモデルが多く売り方に困るとディーラーに苦言を呈されたという。そのため車種の拡充を計画しているという。
「SUVタイプ以外のボディタイプもこれから開発していくのかと言えばそうではありません。SUVを中心にそのラインナップを充実させることがメインに考えています。なので、セダンタイプを追加するということは正直計画はありません」
さまざまなタイプのSUVを拡充すること以外にも、販売好調の「デリカD:5」、日産と協業している軽自動車に関しても、三菱らしいことができないかいろいろ検討しているという。
リコール隠しや燃費不正問題といった問題があった三菱自動車ではあるが、それらを真摯に反省し、次代に向けて新たな戦略を進めているようだ。
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