ホンダが12月13日、北米で新型シビックタイプRの走行開発テストシーンを公開した。テストが実施されたのは日本国内のホンダのお膝元、鈴鹿サーキットだ。車体にはカムフラージュの擬装が施されているが、エクステリアデザインの詳細がより判明しているショットの公開に、来年発売までの期待はより一層膨らむ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/ホンダ、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】観覧車のある鈴鹿サーキットを開発中の新型シビックタイプRが走行!! 画像をチェック!(24枚)画像ギャラリー■ホンダのお膝元である鈴鹿サーキットを疾走!
1997年に初代シビックタイプR(EK9型)登場以来、今回の新型で6代目となるシビックタイプRは2022年夏のデビュー予定だ。現行型となる11代目新型シビック(日本仕様は5ドアハッチバックのみ)のボディにハイパワー2LVTECガソリンターボを搭載し、純ガソリン仕様の世界最高峰FFスポーツとなるのは間違いない。
すでに2021年10月には、やはり北米で開発中の新型シビックタイプRをワールドプレミアされているのだが、今回はよりエクステリアデザインの詳細がわかる写真が明らかにされているのだ。巨大なリアウイングの形状やフロントバンパー開口部の形状、リアのセンター3本出しマフラーに深紅のブレンボブレーキキャリパーなど、ベースのシビックハッチバックとは明らかに異なるスポーツモデルならではの凄みが見て取れる。
また、K20C型2Lターボを積むボンネットが開いたシーンやテスト前の整備風景、開発ドライバーの真剣な表情なども合わせて公開されている。カムフラージュの模様はタイプRのレッドの「R」文字と、白で縁取られた歴代シビックタイプRのボディ形状が組み合わされている。観覧車のある鈴鹿サーキットを走る開発中のショットが公開されたのも心憎い演出だ。
■2022年夏のデビューまで待ちきれない!!
エンジンの予想スペックは320ps/40.8kgmと従来型同様ながら、細部の改良によりトルク特性はチューニングされ、コーナー立ち上がりのレスポンスに優れたエンジンに進化しているという。新型タイプRの予想ボディサイズは全長4560×全幅1875×全高1415mmで、搭載されるトランスミッションはもちろん6MTのみとなるのは先代同様。
ベースとなる現行型シビックハッチバックは当初からタイプRの存在を念頭に置いて開発が進められていたため、強靭なボディ剛性が確保され、タイプRではさらなる強度アップのための専用の補強が施される。
正式なデビュー時期は現時点では2022年夏頃の予定だ。予想価格は従来型の最終限定車「リミテッド」の550万円を超える580万円程度が予想される。
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