■3.6Lエンジンと4WDシステムが生む高い走破性
パワーユニットは、グラディエーターにも搭載される3.6LのV6DOHCエンジンで、最高出力286ps、最大トルク344Nmを発揮。燃料はレギュラーガソリン仕様となる。これに電子制御8速ATが組み合わされる。
全車4WDシステム「クォドラトラックII 4×4」とさまざまな路面に対応する走行モードに合わせたトランクションコントロールシステム「セレクトテレインシステム」を標準搭載し、3シーズンタイヤを備える。
■充実装備を誇る2タイプを導入
グレード構成は、基本性能は共通で、装備が異なる2タイプを用意する。エントリーとなる「リミテッド」は、2列目がベンチシートとなる7人乗り仕様車。レザーシート仕様、アルパイン製プレミアムサウンドシステムスピーカー、アクティブノイズコントロール、パワーテールゲート、ナビゲーションシステム、フロント及び2列目シートヒーター、ヒーター内蔵ステアリング、ACC、衝突被害軽減ブレーキ、前後パークアシスト、ブラインドスポットモニター、サラウンドビューカメラ、18インチアルミホイールなど充実の機能を誇る。
最上級となる「サミットリザーブ」は、2列目がセンターコンソール付きキャプテンシート仕様の6人乗り仕様車となる。装備は、リミテッドの内容に加え、ワイヤレスチャージャー、パレルモレザーシート、電動可倒式シート(2列目及び3列目)、デジタルルームミラー、マッキントッシュ製プレミアムサウンドシステム、マッサージ機能付きフロントシート、ベンチレーテッドシート(フロント及び2列目)、ハンズフリーパワーテールゲート、車線中央維持支援機能、ナイトビジョン、エアサスペンション、21インチアルミホイールなどが追加及びアップグレードとなる。
リミテッドでも装備内容は充実しているが、車高調整機能付きエアサスペンションやナイトビジョンなどの先進機能などは、サミットリザーブのみとなるので、選択は悩ましいところだ。
収まるところを知らないSUVブームのなか、最新世代のグランドチェロキーの導入は、欧州プレミアムSUVとの競える豪華さとジープが誇る高い4WD性能は、大きな武器となり、新たな選択肢を待ち望んでいたSUVファンに歓迎されるだろう。
現時点では、通常の「グランドチェロキー」の日本導入に関するアナウンスはないが、ショートボディならば、全長が5m以下の4900mm台であるため、ニーズはありそうだ。
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