■限定車「ストリート4×4」の専用アイテムは?
限定車「ストリート4×4」の街と自然を遊びつくすモデルとして、カジュアルかつスポーティなイメージを備えつつ、日常でも派手過ぎない「ダークグレーセラミック」を専用色として採用している。
標準車と異なる外観上の特徴としては、ホイールキャップ付き15インチスチールホイール、専用の前後バンパー、ルーフレールを追加。インテリアでは、シート表皮も専用デザインとなる。この内外装の色味の違いが、主な4×4限定車の特徴にもなっている。
快適装備ではヒーテッドフロントガラス、リアプライバシーガラス、前席用シートヒーター、オートエアコン、センターコンソール収納、リアパーキングセンサーを追加し、機能性を高めている。
これだけの装備のアップデートを図りながら、価格は標準車となる「パンダ イージ」(FF・5AMT)よりも1万円安い242万円としているのも嬉しいところ。限定数は160台のみだ。
■パンダクロス4×4との違いは?
ちなみにパンダの4WDモデルには、2020年より限定導入されている「パンダクロス4×4」というモデルがある。同じパンダの4WD車である2台の違いについて、簡単に触れておきたい。
クロスの名が示すように、SUVらしさを強調しているのが大きなポイントだ。前後バンパーは、よりプロテクションが強調されたワイルドなデザインとなり、フォグランプの装着位置も高められている。
デザインの違いから、全長と全高が異なるが、最低地上高は同等だという。ただし、メカニズムも少し異なる。6速MTと油圧多板クラッチ式4WDを備える点は共通だが、ドライブモードセレクターが追加される。これには、オート、オフロード、ヒルディセントの3モードが設定され、悪路走行や急な下り坂走行をサポートする。
現時点で、FCAジャパンに「パンダ クロス4×4」の在庫はなく、販売店在庫のみ。このため、比較して購入することは難しいかもしれないが、パンダクロス4×4も、2020年10月の初導入以来、2回導入が行われているため、引き続き限定車として導入される可能性が高い。
コンパクトな4WD車やパンダ4×4に興味がある人は、2台の存在を意識しておくと、今後の愛車選びの参考になるはずだ。
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