ドイツの大手商用車メーカーでフォルクスワーゲングループのトレイトンに所属するマン・トラック&バスは2月17日、間もなく量産を開始するBEV(バッテリーEV)大型トラックを公開した。製造は2024年の年頭からとしており、当初の計画をおよそ1年前倒しした形だ。
ニュルンベルクで公開されたのは量産前のプロトタイプで、仕様などは公開されていない。また、アーリーステージの顧客が電動化に備えることができるように、包括的なeモビリティソリューションの準備を進めていることを明らかにした。
併せてバイエルン州政府が進める水素モビリティプロジェクトへの参画も発表。2024年中に水素燃料電池を搭載した大型トラックで実証運行を開始する。脱炭素に向けて欧州はさらにアクセルを踏み込んでいる。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/MAN Truck & Bus