ホンダが小型車BRIO(ブリオ)の2代目を、インドネシアのGAIKINDO INDONESIA INTERNATIONAL AUTO SHOW(インドネシアモーターショー)にて発表した。
ちょっとあか抜けた2代目。コンパクトハッチバックとしても非常に楽しそう。さらにさらに、このBRIOには”RS”も設定されているという。
しかも一部グレードは100万円で買えるんだとか。現在判明している状況、そして日本にあったらなーという妄想を混ぜて紹介しよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Honda
■小さくても元気な100万円コンパクト
BRIO(ブリオ)と聞いてもなかなかイメージが掴みにくいが、ホンダがインドネシアをはじめインドネシアなどのアジア圏で2011年から販売する小型車だ。
初代モデルは1.2Lの直4を搭載し、パワーは88ps/109Nm。ボディサイズが全長3610×全幅1680×全高1500mmで、車重は970kgだった。
サイズでいえばスズキ・イグニスに近い。イグニスより90mm短く、20mm幅広で、75mm低い。比較的ワイド&ローな1台だ。
今回発表となった二代目は引き続き直4の1.2Lエンジンを採用しており、全長3800×全幅1680×全高1485mm。
旧型から190mm全長が伸びたものの、全幅はキープ、そして全高は15mm低くなっている。エンジンも90ps/110Nmと若干ではあるがパワーアップ。
またナビもブルートゥース対応になるなど、アジア圏のIT大好きな若者を意識しているようだ。
また気になる価格だがホンダ広報部に問い合わせたところ、仕向け地の税制などにより異なるとのこと。
インドネシアではLCGC(ローコストグリーンカー)という制度があり、一部グレードはこちらに合致する価格帯になっているそうだ。
ちなみにその価格帯は1億500万ルピア~1億3500万ルピア。日本円にすると約81万円~約104万円になる。激安だ!!
■日本にもRSを導入してほしい!!
そしてなによりもビッグニュースが”RS”グレードの登場だ。フィットなどにも設定のあるRS。タイプRまでは行かずとも、スポーティなイメージの強い1台だ。
BRIO RSも”RS”の名に恥じず、スポーツサスペンションなども装備。そして嬉しいのが5MTとCVTが選択できることだ。
担当の考えすぎではあると思うが、やりようによっては、BRIOってかつてのホンダ・シティのような存在になるのではないだろうか。
さすがにシティのように600kg台の車重も、3ドアハッチバックでもないが、実用性も兼ね備えながら遊び心もある。そんなBRIOにシティの影を重ねてしまった。
ただこのBRIO、そのままでは日本国内では排ガス規制などできっと走ることができない。なんせエミッションはEURO4だ(現在ヨーロッパではEURO6)。
しかしホンダはこれだけのおもしろい材料を持っているのなら、ぜひBRIOをベースとして日本にホットハッチを導入してみてはどうだろうか?
絶対売れると思うんだけどなー。
コメント
コメントの使い方