良い車だからこそ知っておきたい! 人気車6選の欠点

大人気ノートe-POWERは静粛性と荷室に課題も

ノート e-POWER(2016年11月発売)/エンジンを発電用とし、モーターで駆動するシリーズハイブリッド「e-POWER」の第一弾。爆発的な人気で一躍ノート全体を登録車No.1に押し上げた

■ノート e-POWER:7973台(2018年1-7月平均)

◆「コーナーでの軽快感欠如。荷室は拡大時に段差残る」

 ノーマルエンジン車よりもボディが200kg近く重いから、カーブを曲がる時の軽快感に欠ける。ブレーキの協調回生制御がなく、エコ/Sモードでないと燃費効率が下がる。

 このモードに慣れると、ほかのクルマに乗った時に制動タイミングが遅れやすい。後席の背もたれを倒すと、広げた荷室の床に段差ができる点もマイナス。(渡辺陽一郎)

評価:★★★☆☆

◆「エンジンがかかると耳障り。高速での燃費も伸び悩む」

 シャシーの基本設計が古く、パーキングブレーキも電動式じゃないなど、すでに新鮮味を失っている。e-POWERがヒットしたため、次期モデルが先送りされたのは残念だ。

 モーター駆動による独特のドライブフィールは新鮮だが、エンジンがかかると耳障りだ。街中の燃費はいいが、高速道路では燃費が伸び悩む。(片岡英明)

評価:★★★☆☆

新クラウンはドイツ車風の乗り味に功罪

クラウン(2018年6月発売)/通算15代目となる新型は、従来と異なる意匠の外観、新しい基本骨格による基本性能の進化が訴求ポイント

■新型クラウン:5260台(2018年1-7月平均)

◆「ベンツになってはダメ。日本のクラウンらしさを」

 クラウンは60年以上の歴史を持つ日本車の中心的な存在だ。それなのに新型は乗り心地や運転感覚がメルセデスベンツなどのドイツ車に近づき、外観を含めてクラウンらしさが薄れた。これなら本家本元のメルセデスベンツを選ぶ。

 優れた走行性能を確保したうえで「日本のクラウン」を取り戻してほしい。(渡辺陽一郎)

評価:★★★★★

◆「華やかさの足りないリア。エンジン音にも不満あり」

 6ライトウィンドウを採用したエクステリアは伸びやかだが、フロントに比べリアまわりのデザインは華やかさが足りない。

 4気筒のハイブリッド車は、急加速するとエンジン音が一気に高まる。2Lのターボエンジンも加速していく時のエンジン音が安っぽい。標準仕様はシャシーに対しタイヤが力不足の印象だ。(片岡英明)

評価:★★★★★

C-HRは視界と室内空間が今一歩

■C-HR:6814台(2018年1-7月平均)

C-HR(2016年12月発売)/瞬く間にSUV販売No.1モデルとなったコンパクトSUV。プリウスに続くTNGA採用車として基本性能の高さも売りとしている

◆「後方視界は劣悪。最低地上高も、もう少し欲しい」

 サイドウィンドウの下端が高く、後席側のドアはウィンドウの面積も狭いから後方視界が劣悪だ。後退しながら駐車場から出る時は不安を感じる。トヨタの社内基準をギリギリでクリアした。

 TNGAに基づくプラットフォームは空間効率が低く、後席の足元が少し狭い。SUVなのに最低地上高は4WDでも155mmと低い。(渡辺陽一郎)

評価:★★★☆☆

◆「運転の楽しさは今一歩。室内は特に後席がタイト」

 1.2Lのターボは過給するまで元気がなく、ある程度回す必要がある。ハイブリッド車は瞬発力が薄く、運転する楽しさが希薄。加速時はエンジン音が耳障りだ。パドルシフトがないのも残念なところ。

 スタイルを重視したためキャビンはタイトな印象で、特に後席は開放感がない。視界も今一歩のレベルにとどまる。(片岡英明)

評価:★★★★☆

※販売台数は2018年1-7月期の累計台数を月平均で換算
※評価は渡辺、片岡両氏が星1つ~5つの5段階で採点

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