レクサスインターナショナルは、レクサスESを一部改良するとともに、特別仕様車「Graceful Escort」を設定し、7月28日に発売した。
レクサスESは2018年10月に日本導入され、量産車初のデジタルアウターミラーを設定するなど話題となったミドルサルーン。
2021年8月には大がかりなマイナーチェンジを受け、静粛性や乗り心地に加え、レクサスならではの走りの味を磨き上げてきた。
はたして、どんな改良を受けたのか、特別仕様車はどんなモデルなのか、紹介していこう。
文/ベストカーweb編集部
写真/トヨタ
■安全装備やマルチメディア関連の装備が充実
今回の一部改良は主に予防安全技術やマルチメディアなどの先進技術をさらに進化させた。
具体的にはまず、車両を上から見たような映像をセンターディスプレイへ表示するパノラミックビューモニターに、撮影した路面の映像を車両直下に合成表示することで車両下方の路面状況、タイヤ位置などの把握を補助する床下透過表示機能を追加し、駐車や、すり抜けもサポート。
続いて、マルチメディアシステムとコネクティッドサービスの刷新による利便性を向上させた。詳細な内容は以下の通り。
●直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを搭載。ナビや音楽、車両設定などの各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコンで表示することで優れたアクセス性を実現するとともに、画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分け、操作フローを統一し使いやすさにこだわった。
●クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。さらに、従来の車載ナビとコネクティッドナビを組み合わせたハイブリッド型のナビゲーションを採用。
●最新の音声認識機能は、ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とした。あらかじめ設定された起動ワード(例 : Hey Lexus!など)を発話することで、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動が可能。さらにクルマと会話するような自然な発話での操作にも対応。。
●iPhoneやAndroidデバイスの専用機能を車載機ディスプレイにて使用する、Apple CarPlay、Android Autoを設定。Apple CarPlayは、従来のUSB接続に加え、Wi-Fiによる無線接続にも対応する。
●DCM(Data Communication Module)を活用したインターネット接続により、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能を設定。
●「My LEXUS」により、スマートフォンでクルマの燃料残量や走行距離の確認が可能。さらに乗車前にエアコンを作動させておけるリモートエアコンなどのサービスを利用できる。「マイカー始動ロック」では、「My LEXUS」からの操作により任意の期間においてクルマのエンジンを始動できなくすることが可能。夜間や長期の旅行・出張等の際に利用することで、クルマを使わない時間のセキュリティを高めることができる。
●DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能を採用。マルチメディアの表示内容や操作性の改善に加え、新機能の追加や性能向上などを行うことができる。
■インテリアレイアウトの変更による操作性向上
さらにインストルメントパネルおよびコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトを最適化し、カップホルダーやおくだけ充電の使い勝手などお客様の利便性を向上させている。
ラインナップおよび価格は以下の通り。すべて2.5L、直4ハイブリッドのFFで602万~718万円。
■レクサスES価格
●ES300h(2.5L、直4ハイブリッド、FF)=602万円
●ES300h「F SPORTS」(2.5L、直4ハイブリッド、FF)=654万円
●ES300h「versionL」(2.5L、直4ハイブリッド、FF)=718万円
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