■アルファード/ヴェルファイアの最新中古車相場
それでは、人気車種アルファード/ヴェルファイアの中古車相場の最新状況を見てみよう。 現在(11月上旬)、現行型アルファードの中古車は約830台。ヴェルファイアの中古車は約960台流通している。
2015年〜2017年のビッグマイナーチェンジ前の前期型の中古車の流通台数がアルファードは約510台。ヴェルファイアは約680台。今回の一部改良前の2017年〜2018年のマイナーチェンジ後のモデルはアルファードが約310台、ヴェルファイアが約280台とマイナーチェンジ前後でアルファードとヴェルファイアの人気が逆転しているのがわかる。
それでは、最も気になる中古車相場の推移を見てみたい。今回は直近1カ月という短いスパンで検証してみた。
中古車の値落ちが進む要因はいくつかあるが、最も影響力が大きいのが自車のフルモデルチェンジやマイナーチェンジだ。
■2.5L車やエアロ仕様は横這いの状態で推移
アルファード/ヴェルファイアも2017年12月のビッグマイナーチェンジ、そして今回の一部改良と立て続けに行っただけに、値落ちしているのではないかと中古車の平均価格の推移を調べてみるとアルファードの1カ月前が413万円。そして今月は407万円とわずかに値落ち。
一方のヴェルファイアは1カ月前、今月ともに389万円と全くの横這いという期待を裏切る結果となった。
それでも流通台数の多い2015年〜2017年式の前期型中古車が値落ちしているのではないかと思い、調べてみたが残念ながら、アルファード/ヴェルファイアともに全くの横這い。
中古車の平均価格を見るとアルファードは406万円→403万円。ヴェルファイアは382万円→384万円と本当にわずかな値動きにとどまっている。
しかもアルファード/ヴェルファイアともに人気の高い2.5Lエンジンを搭載したエアロ系のグレードはビッグマイナーチェンジや一部改良なんて全く関係なく横這いで推移している。さすが人気車種、なかなか手強い。
例えば、2015年〜2017年の前期型アルファードの中古車で72台と最も流通台数の多い2.5S Cパッケージは1カ月前の420万から現在は428万円へと値上がり。
続いて46台と多い2.5S Aパッケージ365万→367万円とほぼ横這い。そして27台の2.5Sは358万円→358万円と横這いだ。
一方、同じ2015年〜2017年式のヴェルファイアを見てみると、131台と最も流通台数の多い2.5Z Gエディションは404万→411万円と値上がり。続いて114台の2.5Z Aエディションは352万→354万円とほぼ横這い。
流通台数67台の特別仕様車2.5Z Aエディションも383万→385万円とほぼ横這いとなっている。マイナーチェンジを行ったとはいえ、アルファード/ヴェルファイアともに人気グレードは値落ちとはなっていない。
コメント
コメントの使い方