ロードスター、スイスポら、軽くて楽しいステキなクルマ5選

■アルピーヌA110ピュア/車重1100kg

1.8L、直4ターボ:252ps/32.6kgm、価格:ピュア/790万〜811万円

96%のアルミ製ボディ、ミドシップで44:55という前後重量配分、252psの1.8L、直4ターボ、7速DCTというキャラクター。上級グレードのリネージは1130kg、価格は829万〜841万円

車両重量1100kg、最高出力252ps、そしてミドシップ。スペックを見ただけで、これぞクルマ好きが求めていたもの! って感じだが、実際乗るとスペック以上にスバラシイ!

真の軽快さを得るためには、車両重量は1トンくらいまで、というのがひとつの目安だが、それはフロントエンジン車の場合。アルピーヌはミドシップだ。ノーズにエンジンがないんだから、鼻先の軽さはロ−ドスターをも上回っている。

エンジンは1.8L、直4ターボ。パワーもあるしフィーリングもすばらしくスポーティ。実は、アルピーヌのエンジンが「すばらしくスポーティ」に感じるのも、ボディが軽いからなのだ!

踏んだ時のレスポンスは軽さに比例する。だから、同じエンジンを積むメガーヌRSと比べると、フィーリングまで段違いにステキに感じる。もうこれ以上のスポーツカーはこの世に必要ない! というくらい運転が楽しい。

ライバルの718ケイマンも同じミドシップで非の打ち所のないスポーツカーだが、車重は1410kg(2Lフラット4ターボ、300ps、673万円)もある。軽さこそ、アルピーヌ最大の魅力と言っても過言ではないだろう。

■スイフトスポーツ/車重970〜990kg

1371cc、直4ターボ:140ps/23.4kgm、価格:183万6000円(MT)、190万6200円(AT)

MTの車重は970kg、ATでも990kg。1371cc直4ターボは140psとパワフルさはあまり感じないが乗っていてほんとに楽しいクルマです

「ロードスターやアルピーヌは2シーターじゃないか。そんな実用性のないクルマは買えないぜ!」とおっしゃるあなた。実用的なクルマにも、軽さを楽しめるモデルはありますぜ!

車両重量は6MTが970kg、6ATでも1トンを切る990kg。エンジンは140psの1.4Lターボ。スペック的にもしっかり合格だが、実際乗ってもまさに合格。フツーに走っているだけでも楽しいクルマだ。

ボディはノーマルのスイフトよりはるかにしっかりしているし、ハンドリングも軽快。エンジンは実用トルクが豊かで、軽く踏むだけでスッと加速してくれて気持ちいい。

これも軽さのなせる業!!! トップエンドではちょっと回転が苦しそうになるけど、そんな上まで回すことなんて滅多にないので問題ない。

それと、スイスポは「追い込むとアンダーステアになる」といわれているが、これまたそこまで攻めるなんてこたぁフツーしないので、まずカンケーないですよ! スイフトスポーツの楽しさは日常の楽しさなのだ。

サーキット走行が趣味の人は、それなりに仕立てればいいし。もちろん居住性もフツーにあるので、ファミリーカーとしてもまったく合格。

惜しむらくは、195/45R17というタイヤサイズだけ。もうちょっとコンフォートなタイヤでいいと思うのですが、まあとにかく、軽くて楽しいクルマであることは間違いない。

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