■アルトワークス/車重670〜740kg
658cc、直3ターボ:64ps/10.2kgm、価格:150万9840円(FF、5MT/5AGS)
車両重量670kg〜740kg。厳密にいうと、5速MTはFFが670kg、4WDは720kg。5速AGSはFFが690kg、4WDが740kg。軽さに関しては世界最強クラスだ。これだけ軽いスポーツモデルが現行モデルに存在するんだから、「最近のクルマは重くてイカン」なんて言えないはずだぜ!
パワーは軽の自主規制で64psだが、トルクは10.2kgmあるので、動力性能的にはロードスターに近く、実にちょうどいい。これくらいが公道で使い切れるパワーの上限といってもいいのかもしれない。
ターボRSと同じエンジンだが専用チューンで0.2kgm向上していて、トランスミッションも1〜4速をハイギアードするとともにクロスレシオ化。シフト操作もショートストロークで小気味いい。
居住性もまったく問題ない。さすがに4人乗ったら、ラゲージは超ミニマムになるけど、昔の人はスバル360に家族で乗ってたんだから、大丈夫といえば大丈夫でしょう。
最大の問題は、モテないオーラが強烈だということだ。しかしあなたが中高年なら、いまさらモテることもあり得ないので、その点も問題なかろうて。涙涙涙。
■ルノートゥインゴ・インテンス/車重1010kg
897cc、直3ターボ:90ps/13.8kgm、価格:194万円(6EDC)
車両重要1010kg(インテンス)。そしてRRレイアウト。軽さに関してはこれも最強クラスに属する。ノーズが軽い分空を飛ぶみたいに加速するし、フツーに四つ角曲がるだけで、昔のポルシェ911みたいなリアの張り出し感がある! もうメチャメチャ楽しいッス!
ただし、エンジンは絶対にターボモデルがいい(897cc、直3ターボ、90ps/13.8kgm)。ノンターボのZENは960kgしかないが、パワーとトルクが大きくダウン(998cc、直3、71ps/9.3kgm)するので、さすがにあんまり軽快には感じないのだ。
軽快さってのは、やっぱり軽さとパワーのバランスがもたらすもので、ただ軽いだけだと曲がるのが楽しいだけになって、アクセルレスポンスを楽しめないじゃないですか。
だから個人的にはビートは非力すぎてあんまり楽しいと思いませんでした。S660も同様です。トゥインゴも、ターボモデルが断然軽くて楽しいっす。
一番オススメはフツーの「インテンス」。GTは足回りがぐっとスポーティになって限界が高くなって、それが軽快さを削いでしまっていた。軽さの楽しさってのも、意外と微妙なものなのですね。
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