物流スキームの特長と今後の展開
今回の物流スキームの特長としては、
1.出荷キャパシティの拡大 ターミナル一体型3温度帯物流施設に商品の保管から発送まで一元化することで、多様なセット組や賞味期限コントロールなど、複雑な出荷作業にかける時間を確保し、さらには作業オペレーションを効率化させることで、出荷キャパシティを拡大。
2.サプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減 従来の倉庫と物流ターミナル間の輸送で発生していた温室効果ガス排出量を削減するとともに、従来行なっていたオーダー前の事前ピッキングやセット組が不要となることで、余剰分の食品・資材のロスを削減に貢献。
などとなっている。
今後の展開として両社は、外販事業における流通スキームのさらなる効率化により、オーダーからお届けまでのリードタイム短縮や商品ラインナップの拡充など、顧客の多様なニーズに応え、また食品・資材ロスや温室効果ガス排出量の削減などを通して、より持続可能な食品流通の実現を目指すとしている。
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