トヨタ自動車の北米事業統括組織・トヨタ モーター ノース アメリカ(以下、北米トヨタ)と、米国のトラックメーカー、ケンワースは燃料電池トラックによる輸送プロジェクトの完了を発表した。
プロジェクトは、ロサンゼルス港を中心としたドレージ輸送(台車=トレーラを船で運び、陸上輸送をトラクタで行なう輸送)を、ゼロ・エミッションの燃料電池トラックにより代替できることを証明するという目的で行なわれていた。
北米トヨタとケンワースが共同開発したトラックは、ディーゼル車と同等の性能を示し、プロジェクトは成功裏に完了、燃料電池技術がほかの地域や輸送分野へも波及する可能性を示した。ちなみにトヨタは2023年より米国で燃料電池パワートレーンを製造する計画を持っている。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.