ミシュランは地球環境でも三ツ星をめざす!? 約50%を再生可能な素材で作った世界初の公道用タイヤを開発

パートナーシップを通じて技術開発を加速

 いっぽうで、サステナブル素材におけるイノベーションのスピードや品質の向上をはかり、タイヤを100%持続可能にするためには、新しい技術が必要となることも間違いない。

 ミシュランが様々なパートナーシッププログラムに参加するのはこのためで、リサイクル分野で画期的な技術開発を加速するための情報交換を行なっている。

 たとえば次のような企業・団体・プロジェクトがミシュランとパートナーシップを結んでいる。

●パイロウェーブ(Pyrowave、本社:カナダ)
 廃ポリスチレンからリサイクルスチレンを製造する。スチレンは、ポリスチレンだけでなく合成ゴム製造に使用され、最終的に年間数万トンのポリスチレン廃棄物を、元の製品やミシュランタイヤにリサイクルすることを目指す。

●キャルビオ(Carbios、フランスの新興企業)
 同社が開発したプロセスで、酵素を使用してペットボトルを元の純粋なモノマーに分解し、使用済みペットボトルを繰り返し再利用可能とする。リサイクル素材には、タイヤ製造に使用するポリエステルが含まれ、年間約40億本のペットボトルがミシュランタイヤにリサイクルされる可能性を見込む。

●エンバイロ(Enviro、本社:スウェーデン)
 ミシュランと共にタイヤリサイクルプラントの建設に着工した。カーボンブラック、熱分解油、スチール、ガスなど高品質の再生材料を使用済みタイヤから回収する特許技術を開発。この技術により、タイヤを100%リサイクルすることが可能になる。

●バイオバタフライ・プロジェクト(BioButterfly)
 プロジェクトを主導するアクセンス (Axens、本社:フランス)およびIFPEN(本社:フランス)と、石油由来ブタジエンに代わる、バイオマスブタジエン製造に取り組む。この技術で、木材、籾殻、葉、トウモロコシ茎葉などを原料に、年間420万トンの木材チップがミシュランタイヤへリサイクルされる可能性を見込む。

●ADEME(フランス環境エネルギー管理庁)
 同庁のブラックサイクル(BlackCycle)及びホワイトサイクル(WhiteCycle)プロジェクトと連携し、循環型経済をサポートする。使用済みタイヤを高品質の原材料に変換し、新品タイヤを製造する。

 ミシュランは「すべてを持続可能に」という企業ビジョンのもと、人(People)、地球(Planet)、利益(Profit)の「三方良し」の理想を叶え、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束している。

【画像ギャラリー】サステナブル素材の比率を高めたミシュラン製タイヤを画像でチェック!(6枚)画像ギャラリー

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