HV+4WDで注目の人気車は強気の販売。ハイブリッドは月納車絶対ムリ。ガソリン車も月ギリギリ。値引きは超シブチン!
対応してくれたのは好青年の営業マン。
「ヴェゼルHVの4WDの購入を考えており、見積もりがほしい」という旨を伝えると「年間走行距離はどのくらいでしょうか」。
「だいたい1万km」と答えると、「4WDのHVとガソリン車の購入時の金額の差はおおよそ40万円程度になると思います。
この40万円をガソリン代で元を取るには、こちらの試算ですと年間走行距離が1万5000kmから2万kmで7年から9年かかるのではないかと考えています。
お客様のクルマの使い方ですと、HVを選ぶ必要性は薄いかもしれません」となかなか親身なアドバイス。
それも確かな話ではあるので「妻はどういうものかよくわかってないようだけど、周りもHVカーに乗っている人が増えていて、HVに強い興味があるみたいなのでガソリン車とHV両方の見積もりをください」と頼む。
また、見積もりを作る前に営業マンが「ほかにお考えのクルマは?」と尋ねてきたので「日産のジューク」と答える。
見積もりができるまでの間、お決まりのアンケートを記入する。
アンケートの欄外には1月上旬のホンダのテレビCMの最後にも謳われていた「ご来場で当たる初夢ビッグチャンス」の表記が。
景品は抽選でパナソニック電動アシスト自転車(5名)、ケルヒャー高圧洗浄機(50名)、オリジナル目覚まし時計(1300名)が当たるという。
見積もりができ上がり総支払額を見ると、ディーラーオプションがそれなりに付いていることもあるが、HVのX(4WD)で309万1195円、ガソリンのG(4WD)で269万9835円と、車格を考えるとちょっと驚くお値段だ。
値引き額に関して聞いてみると「新型車はまったくできないんです。買っていただけるとして、千円単位の端数をきれいな数字(○○○万円)にするのが精一杯です」と超渋い。
付属品からのサービスも無理とのことで、率直なところ購入条件としては非常に悪いと言わざるを得ない。「軽自動車のように在庫のあるクルマでしたらサービスもできるのですが」という営業マンの言葉にはちょっと同情もしてしまう。
納期に関しても「1月上旬の注文ですと、HVは3月登録が間に合わず4月になってしまうので、消費税5%のうちにというのは無理だと思って下さい。
ガソリンでしたら何とか3月中の納車できそうです」と、納期に関しても厳しい。
結論としてはヴェゼルの場合、営業マンのヤル気云々以前に登場の新しい人気車ということで、取りつく島がないといった印象。特にHVは、現時点で3月納車もかなり難しくなっているので、短期的に新車が必要というのでなければ、条件が緩んでくる頃に買うというのが得策なのではないだろうか。
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