日本全国で多くの人を支える軽自動車。最大限の空間効率を稼ぐとともに、安全性も向上し続けている。さらには走りを売りにする軽自動車もまだまだ元気だ。
そんな日本にはなくてはならない軽自動車。2019年はベストカーが把握しているだけでも7車種がデビューしそうだ。
ムーヴやハスラー、N-WGNなどの新型が続々登場予定。いまわかっていることをまとめました。
文/CG:ベストカー編集部
ベストカー2019年1月26日号
■【春】日産&三菱が送り出す新型デイズ/eKワゴン
【デイズ/eKワゴン】2019年3月
2013年登場のデイズとeKワゴンが桜の時期、2019年3月頃にフルモデルチェンジを果たす。次期モデルは企画、開発が日産、生産が三菱自動車の水島工場という具体的な協業体制を取ることでも注目のモデルだ。
ポイントは2点。ひとつは軽自動車の中ではナンバーワンといえる安全性を誇ること。日産のプロパイロットが搭載されることで、セレナやエクストレイルに近い機能も使用できるはず。
もう一点はEVモデルのラインナップだ。航続距離は200kmオーバーといわれ、i-MiEVの164kmを大幅に上回る。
日産は国内メーカーの中では、最もカーシェアリングに熱心でデイズのEVは提供するモデルとしてはピッタリ。今ひとつ盛り上がらないEVを身近な存在にしてくれるかもしれない。
■【夏】タントとN-WGN登場で市場に変化アリ?
【タント】2019年7月
N-BOXに王座を奪われたタントが捲土重来の日を待っている。特に安全性と後席の居住性の点でN-BOXに勝るべく開発が続けられているといい、Bピラー内蔵スライドドア以外の隠し球が楽しみだ。
居住空間ではN-BOXへ多くのユーザーが流れている可能性も高く、かなり凝った設計になるという。Nシリーズへの好敵手なるか!?
【N-WGN】2019年8月
広いし、安心だし、予想以上に走りもいいN-BOXに足りないものがあるとすれば燃費、悪くはないがよくもないというのが、ユーザーたちの評価。
広さではN-BOXを超えられないN-WGNは燃費と扱いやすさを磨き登場する。特に燃費はN-BOXに採用されるS07B型エンジンを改良。
30.0km/Lオーバーとなる。マイルドハイブリッドの可能性もあり、どんな技術を見せてくれるか、楽しみだ。
■【秋・冬】コペンGR、ハスラーにムーヴも登場で冬も激アツだ
【コペンGR】2019年9月
コペンGRはベストカーが以前よりスクープしていたが、2019年1月の東京オートサロンにてサプライズという形でダイハツからコンセプトモデルが披露された。
ダイハツからも「市販前提」ということが明言されており、トヨタのGAZOOのチューニングが加えられた初の社外製品ということなる。トヨタでも販売するのも大きなトピック。
ルックスなどで愛好家は多いものの、走りに関してはS660に差を開けられているコペン。GRで以下に進化するか楽しみだ。
【ハスラー】2019年12月
丸目のファニーフェイスと、オフロードスタイルを強調したデザインの組み合わせが受け、’13年12月のデビュー以来好調な販売を続けているハスラー。
しかし、デビューから6年が経過し、ベースもひと世代前のワゴンRということで、古さを隠せなくなっており、心機一転2019年12月にフルモデルチェンジすることになる。
次期型は、現行のワゴンRか新型プラットフォームを採用すると予想され、デザインは好調な現行モデルのスタイルを継承したキープコンセプトとなる。
さてプラットフォームを一新するとなると気になるのはパワートレーンだが、通常のガソリンエンジンに加え、現行ワゴンRに採用しているマイルドハイブリッドシステムと、軽自動車用に改良したフルハイブリッド仕様をラインナップするとの話もある。
走りと燃費性能が大幅に進化した新型、これは注目だ。
【ムーヴ】2019年冬~2020年春
前述した2019年7月にフルモデルチェンジする「タント」の技術を水平展開する形となる。注目は新プラットフォームによる走りの質感向上と、先進安全装備「スマートアシストIII」の進化だ。
「スマートアシストIII」ではステレオカメラ式を採用していたが、スズキが採用しているミリ波レーダー+単眼カメラに対抗するために、「新型スマアシ」ではセンサーの組み合わせを変更する。
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