カローラ百花繚乱!!色とりどりの各国の仕様車を紹介! 昭和の国民車

■欧州仕様/ハッチバック、セダン、ツーリング

欧州仕様カローラツーリングハイブリッド

こちらはワゴンモデルのカローラツーリングスポーツ。欧州ではすでに発売されており、事実上の先代型となるオーリスツーリングスポーツの後継車

欧州仕様の最新世代のカローラは、ツーリングスポーツが2018年10月のパリサロンで発表され、2019年2月からデリバリーが始まる予定だ。

ハッチバックは日本のカローラスポーツ、セダンは中国のカローラとほぼ同じデザインで、ツーリングスポーツはデザイン、開発ともにトヨタの欧州ディビジョンが担当。パワートレーンは1.2Lターボ、1.8L、HV、2L、HVの3つで、ディーゼルは廃止となった。

■日本仕様/カローラスポーツ、セダン、ワゴンのツーリング

左からカローラツーリングスポーツ、カローラスポーツ、カローラセダン。日本では8月にセダンとツーリング発売

2018年6月から発売されている最新世代のカローラ(E210系)の日本仕様は、2018年3月のニューヨークショーで登場したカローラハッチバックの日本名となるカローラスポーツが皮切りとなった。

欧州を中心に販売され、3ナンバーボディでVWゴルフのライバルだったオーリスの後継車であるカローラスポーツ。

トヨタの新しい思想であるTNGAコンセプトの基に開発され、現行プリウスでデビューしたTNGA-Cプラットフォームの採用などにより、本場欧州のライバル車とも充分に戦える走行性能を実現。

日本仕様のパワートレーンはプリウスと同じ1.8L、HVと、1.2Lターボのふたつで、後者にはCVTに加え、クルマ側が発進時にエンジンを軽く煽る発進アシスト、シフトダウン時のブリッピングといった機能が付く6速iMTも注目されている。

セダンとステーションワゴンのツーリングスポーツも2019年内に日本でも発売される(BC予想は8月)ことが公表されているが、いい意味で気になるのはそのプレスリリースに「日本のお客様や道路環境に合わせて最適化した専用仕様の」という記述がある点だ。

というのもカローラスポーツの全幅は1790㎜と、現代のこのクラスの平均値ではあるが、日本の国民車的存在のカローラとしては少し大きい感があるのは事実だ。

新型カローラのホイールベースには2種類用意され、海外仕様版の2700mm(現行型プリウスと同じ)、国内仕様版の2640mm(C-HR、カローラスポーツと同じ)を設定。日本仕様カローラセダンは全長4495×全幅1745×全高1430mmと海外仕様よりひと回りコンパクトに。

パワートレーンはセダンがトランスミッションも含めスポーツと共通の1.8L、HVと1.2Lターボ、ツーリングにはこのふたつに加えCVTと組み合わされる1.8L、NAも設定される見込みだ。

さらに中期的にはレクサスUX250hと同じ2L、HV、ツーリングには250㎰級の1.6L、3気筒ターボ+4WDのGT-Four(仮称)の追加も有力視されている。

北米仕様カローラハッチバック

カローラスポーツ(ハッチバック)は各市場ごとの差異が少なくなっているが、北米仕様についてはスポーティな性格のため、リアルーフスポイラーの設定もあり

欧州仕様のカローラスポーツ

北米仕様では5ドアハッチバックだが欧州、日本ではカローラスポーツとなる

日本仕様のカローラスポーツ

ヘッドライトやバンパー形状、サイドステップ形状が微妙に異なる

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