カローラ百花繚乱!!色とりどりの各国の仕様車を紹介! 昭和の国民車

■現行11代目から各国で差別化が図られた!

このように世界各地で差別化が図られてのはいつからなのだろうか? 現行11代目から各国で差別化が始まっている。デザインは各国で違い、微妙に異なっていて同じクルマに見えないのがおもしろい。

日本仕様としては歴代11代目となる現行型カローラ。実は先代型までとは異なり、ヴィッツベースの5ナンバーサイズで、ボディタイプはセダンのアクシオとステーションワゴンのフィールダーのふたつ。

パワートレーンはヴィッツベースということもあり、アクシオが1.3Lと1.5Lガソリンに1.5L、HV、フィールダーは1.3Lガソリンがない代わりに1.8Lガソリンが設定される。

2018~2019年のカローラの再編成で、カローラは3ナンバー車のみになるといわれているが、アクシオは熟年世代に、フィールダーは幅広い世代から根強い需要があり、トヨタは3代目プリウスへのモデルチェンジ時に2代目モデルを残した過去も考えると、もしかすると価格などを見直したうえでアクシオとフィールダーが併売される可能性も捨てきれない。

11代目となる現行モデルのカローラアクシオ

現行カローラフィールダー。現行アクシオ&フィールダーのみが現行ヴィッツのプラットフォームを使用

中国仕様は前述した最新世代と同様にセダンのカローラとレビンがある。クルマ自体はほかの地域の海外カローラと同様に日本ではオーリスの名で販売されていた5ドアHBから派生した3ナンバーサイズとなる(2017年まで中国では日本の9代目モデルをカローラEXの名で廉価版としてラインナップしていた)。

中国仕様のカローラとレビンのパワートレーンは1.8L、HV、1.2Lターボ、1.6Lと1.8Lガソリンとかなりワイドで豊富だ。

中国仕様のカローラはかなりスポーティなフォルム

中国仕様のカローラレビン。イメージカラーは新型と同じ明るいレッド

中国仕様のカローラPHV。ヘッドライトやバンパーで差別化が図られている

中国仕様のカローラEX。なんともいえない中国らしい独特のデザインだ

北米仕様は5ドアHBが先行して最新世代に移行しており、セダンは現在フルモデルチェンジ待ちだ。現行セダンは1.8L、NAを搭載し、標準モデルに加えスポーティなフロントバンパーなどを持つSE系も設定される。

中国仕様、欧州仕様、日本仕様とはまったく違う北米仕様のカローラセダンのデザイン

欧州仕様もFMC寸前で、現行モデルは車名自体がオーリスとなっている。5ドアHBがオーリス、ステーションワゴンはオーリススポーツツーリングとなる。

パワートレーンは1.4Lと2Lのクリーンディーゼルもあったが、現在はラインナップ落ちしており、1.2Lガソリンターボと1.8L、HVのふたつが設定されている。

ヘッドライト、グリル、バンパーのデザインは欧州仕様独特のもの

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