日本上陸も秒読み段階!? ボルボの大型EVトラックが韓国で販売開始

2022年もボルボがトラックの電動化をリード

 2022年のBEV大型トラック市場は、欧州とアメリカで急激に成長した。ボルボトラックスは欧州市場で32%のシェアを獲得するマーケットリーダーであり、北米においては登録車の半分近くがボルボトラックスだったという。

 特に欧州の車両総重量16トン以上のBEV大型トラック市場は前年比200%の急成長が続き、2022年秋にドイツで開催された世界最大の商用車ショー・IAAトランスポーテーションも電動化一色という様相であった。とはいえ大型車の販売台数から見ると、BEVは未だ全体の1%未満という小さな市場だ。

 こうした状況について、ボルボトラックスのロジャー・アルム社長は次のように話している。

 「2022年も電動トラックへの移行をリードするとともに、市場のトップの座を維持しました。これは欧州だけでなく、北米市場でも同じです。電動トラックの市場規模はまだ小さなものですが、そのトレンドは明確です。

 弊社の顧客も電動化を進めています。私たちはその手助けをすることで、2030年にグローバルセールスの50%を電動化するという目標を達成します。

 (広範なモデルを展開している)ボルボのBEVトラックは、様々なお客様の多くの輸送タイプをカバーします。貨物輸送のパターンを見る限り、あらゆる輸送の半分は、現在のラインナップでも電動化可能だと考えています。それを実現するためにお客様をサポートするのが私たちの責務です」。

 なお、韓国におけるボルボトラックスのシェアは2022年に21.5%だった。これは内燃機関トラックの登録車ベースで、韓国国内の統計から16トン未満のトラックを除いたものだ。

 日本の隣国である韓国は、大型車の市場環境も日本とよく似ている。日本市場でボルボのBEV大型トラックが見られる日も遠くはなさそうだ。

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