WILLER EXPRESSは、京都の夏の風物詩で日本三大祭りのひとつ「祇園祭」をお祭りガイドと楽しむ山鉾鑑賞歩きがついた京都レストランバス『祇園祭鑑賞プラン』を7月に8日間限定で運行する。もちろん車両はエアロキングだ。詳細を見てみよう。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■何といっても好評につき!
祇園祭鑑賞プランは、2022年に初めて実施した限定プランで、20~70代の幅広い客層の参加があり、「ガイドさんの解説も丁寧で初めての祇園祭も楽しめた」「また来年も参加したい」などの声があったとか。
そこで2023年も祇園祭に精通したお祭りガイドと行く「山鉾鑑賞歩き」を組み込んだ、夏の京都を満喫できる特別プランとして、ランチとディナーの2コースを8日間限定で実施する。
「山鉾鑑賞歩き」では、お祭りガイドによる祇園祭の見所の一つである山鉾の組立や様々な異なる装飾のご紹介、祇園祭の秘密や楽しみ方などをクイズ形式でレクチャーする。学びながらの約70分間だ。
またレストランバス車内では、地上約3mの高さから東寺や二条城、京都タワーなどの観光名所を眺めながら、京会席を堪能する趣向だ。京都旅行を考えている方や歴史好き・お祭り好きの方、京都の魅力や祇園祭の魅力を再発見したい地元の方など、多くの層おススメのコースだ。
コースのポイントは、主に3点でだ。まず、京都レストランバスの通常コースに祇園祭の山鉾鑑賞歩きを組み込んだ、約2時間30分の限定ツアー。次に、山鉾鑑賞歩きでは、祇園祭に精通したお祭りガイドが約70分間ご案内し、祇園祭を存分に楽しむことができる。
最後に、開放感のある透明で開閉式のオープンルーフのレストランバスに乗車し、京会席を堪能しながら京都の観光名所を巡る。地上約3mの高さからみる普段とは違った目線で、夏の京都を感じることができる。
■プランの概要はなかなか濃密
ツアーの参加料金は、相席可の場合は11,800円、相席無しで前方席は13,800円、相席無しの屋根あり席は12,800円になっている。
眺望は前方席の方がいいに決まっているが、キング大好きなマニアな方は料金のお得な後方席でエンジンやトランスミッションの「音」を堪能するのも楽しみだ。なお、料金はおとな1名の料金で、小学生以下は一律3,000円引き。
ツアー設定日は、前祭は7月13日(木)~16日(日)、後祭は7月20日(木)~23日(日)の計8日間の限定運行だ。ツアー行程は次の通り。ランチコースの場合は、京都駅八条口(12:00)出発 ~ 京都駅八条口(14:30)到着。ディナーコースは、京都駅八条口(18:00)出発 ~ 京都駅八条口(20:30)到着。
運行ルートは、ランチ・ディナー共通で、京都駅八条口(集合・受付)~〔京会席コースを堪能しながら車窓観光〕~東寺~~西本願寺~南座~二条城~~〔お祭りガイドと行く祇園祭の山鉾鑑賞歩き 約70分下車観光〕~東本願寺~京都タワー~京都駅八条口(到着・解散)となる。
お祭りガイドと行く祇園祭の山鉾鑑賞歩き以外はすべて車窓観光で、山鉾は、山鉾建て~完成までの見学となる場合がある。また道路状況などにより、運行時間や走行ルートが変更となる場合がある。