■リーフe+の売れゆきは微妙か?
日産は年初の2019年1月23日に62kwhバッテリーで航続距離を大幅に延ばしたリーフe+を発売しましたが、最近までの推移ではこのe+よりも従来の40kwh車のほうが売れゆきは好調な状況にあります。
リーフのユーザー層は近場を走行するケースが多く、価格が50万円以上も高額なリーフe+よりも40kwh車のほうが発売初期での引き合いが多いようなのです。
いっぽうで、納期は40kwh車が1.5カ月待ち、e+は3カ月待ちと、e+のほうがバッテリーの供給台数が少ないために、待たされる期間が長くなっています。
ただし今後、e+はバッテリーの供給量次第で売れゆきが増える可能性もあります。
■三菱のSUVは今後、3本柱で次世代商品ラインアップ
三菱自動車は今後のSUV戦略でRVR、エクリプスクロス、アウトランダーの3本柱で商品ラインナップの強化を図る方針です。
RVRは2020年春にもフルモデルチェンジし、コンパクトサイズに特化し、量販戦略モデルに仕立てます。
アウトランダーは2021年夏あたりの世代交代が有力です。なお、両モデルとも日産の次期型ジューク、エクストレイルとプラットフォームやパワートレーンなどの基本コンポーネンツを共用したモデルとなります。
ただし、これらの日産車とはボディパネル、内装などを別仕立てとして、コンセプト分けを明確にする方針です。
■次期型ハスラーの投入は2020年春か?
スズキは軽自動車のクロスオーバーSUVであるハスラーを来春にもフルモデルチェンジする方向でスケジュール調整をしている模様です。
ハスラーは現行モデルの登場が2013年12月で、2019年末で6年が経過します。本来であればこの時期が世代交代のタイミングですが、現在設定している特別仕様車の「タフワイルド」や「ワンダラー」が好評で、これを受けて今秋には最後の特別仕様車を追加設定する予定があるため、次期モデルに引き継ぐのを少し先送りにしたようです。
そして、次期モデルでは標準仕様に加えて、オフロード走破性が高められた派生モデルを設定します。パワーユニットは新開発のマイルドハイブリッドを搭載するなどして商品ラインナップを強化する見込みです。
軽自動車ではSUV感覚の新型車が相次いで登場しつつあり、そのパイオニアのハスラーがさらに磨きをかけて世代交代することになります。
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