トヨタが2023年9月20日、X(ツィッター)に「ゼロを超えた未来へ。BEYOND ZERO」と題して、BEVのコンパクトクロスオーバーSUVのティザー映像を配信した。これはいったい何のクルマなのか、考察していきたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ
■ティザー映像から何の車種か探ってみた
9月20日、トヨタ公式のX(ツィッター)サイトから配信されたこのティザー映像は、真後ろのリアスタイルのシルエット1点。暗くてよくわからないが、ナンバープレートの部分を見ると、COMPACT SUVと書いてある。
はたしてこのクルマの正体は? いつ発売するのか? いまのところ、真後ろの写真、しかもシルエットしか映っていないため、何のクルマなのか、一見するとわからない。
映像にある、コンパクトSUV、左右のテールランプとそれをつなぐ横一文字のランプから探っていくと、おそらくこれは2022年11月のLAショーで公開されたbzコンパクトSUVコンセプトの市販型である可能性が高い。
bzシリーズは、トヨタのBEVブランドで、すでにbz4X(兄弟車はスバルソルテラ)が発売され、中国では2022年10月にセダンタイプのbz3を発表している。
LAショーで発表されたリリースによれば、bzコンパクトSUVは、日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVとして開発を進めているモデル。
エクステリアのデザインは、ホイールを四隅に配置することで、静止していてもまるで動いているかのように感じさせる躍動感、ショートオーバーハングと流麗なシルエット、絞り込まれたキャビンデザインにより、空力性能に優れたボディを実現しているという。
インテリアには、植物由来のリサイクル素材を使用したシートなど、環境に配慮したデザインが盛り込まれており、車内に搭載されたパーソナルエージェントが、音声と照明でクルマとドライバーや同乗者をつなぎ、より快適で充実した車内体験を提供する。
■これはbz4Xに続くbz3Xではないか
トヨタは2021年11月、「バッテリーEVに関する説明会」においてbzシリーズを披露。その際、bzシリーズは、すでに発表されたbz4Xをはじめ、bzスモールクロスオーバー、bzコンパクトSUV、bzセダン、bzラージSUVのラインナップとなっている。
トヨタは現在、BEVファクトリーを新設し、2026年にグローバルでBEVは年間150万台の販売を目指し、新たに10モデルを投入する予定。
トヨタはすでに欧州では2020年、トヨタはbz1、bz1X、bz2、bz2X、bz3、bz3X、bz4、bz4X、bz5、bz5Xの商標登録を行っていることから考えると、今回のbzコンパクトSUVの市販型の車名はbz3Xになる可能性が限りなく高い。
このタイミングでティザー映像を発表したことを考えると、おそらく2023年10月25日(プレスディ)から開催される「ジャパンモビリティショー」で世界初公開されるのではないだろうか。期待して待ちたい!
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