BMW ベンツ ボルボ… 「グレード名の法則」がわかりづらい!!!

■ランドローバー「違いがよくわからないSUV」問題

 見た目ですぐ違いがわかる「イヴォークコンバーチブル」以外の、日本に導入されているランドローバーのSUVがこの6台。いずれも高級車で、高級車のなかでキャラとヒエラルキーが構築されている。

ディスカバリー。4970×2000×1890mm。850万9000円〜
ディスカバリースポーツ。4610×1895×1725mm。。443万9000円〜
イヴォーク。4,355×1,900×1,660mm。502万円〜 ※価格・寸法は初代のものです
ヴェラール。4820×2041×1685mm。705万3000円〜
レンジローバー。5005×1985×1865mm。1409万円〜
レンジローバースポーツ。4855×1985×1800mm。873万円〜

 法則としては名前に「スポーツ」がついているモデルが、つかないモデルより価格設定は低めだ。

■トヨタヴィッツGRやらGRMNやら「トヨタのGで始まるスポーツシリーズ」問題

 ヴィッツの「GRブランド」は旧G’sが細分化され、“チューンの濃さ”で上から「GRMN」「GR」「GRスポーツ」と3つのラインでピラミッド構成。どれもGで始まり若干ややこしいが、3タイプ、どう違うの?

 頂点の「GRMN」はトヨタ入魂の本格スポーツ。3ドアモデルで、全体にこだわりのチューニングが施されており、目玉は直4、1.8L+スーパーチャージャーというパワートレーン。212psを発生し、パワーとシャシーのバランスが絶妙。欧州ホットハッチに負けませんよ。

「ヴィッツGRMN」。下の2台との見た目の違いは3ドアの部分。212ps発生の1.8Lスーパーチャージャーを搭載。さすが頂点に君臨するGRMNだ

 中間に位置する存在が「GR」で、パッと見のスタイルの違いは5ドアボディ。1.5L NAに変更はないが、10速シーケンシャルシフトCVT採用など本格的スポーツ性能を味わえる。

「ヴィッツGR」。「GRスポーツ」と外観はほぼ同じ。走れば違いはすぐにわかる!?

 3つめの「GRスポーツ」は主にボディ剛性アップなのだが、標準ヴィッツよりはスポーツ度合いは数段アップ!

「ヴィッツGRスポーツ」3番目位置のライトチューンでも、走りは熱い

 ……以上、3つのキャラ、明確に違いがあるのですよ。

*   *   *

 いかがだったろうか。

 BMWやランドローバー、MINIは実際のサイズ感ではなく、同じ大きさの写真で並べてみるとホント似ている。それゆえ、本企画のように一度整理してみてよかった。心底、そう思います。

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