クラウンにピンクのボディカラーで世間をあっといわせたピンククラウン。
そのボディカラーは新色「モモタロウ」。’13年8月30日から1カ月の期間限定で受注を受け付け、650台も売れたのだ。
その衝撃から1年後の12月中旬。仕事のため、トヨタ東京本社を訪れ、1階で受付をすませ、振り返ると、なんとそこにはピンククラウンのオープンカーが展示されていた。最近、トヨタがやることはサプライズなことが多いため、もしやピンククラウンのオープンカーを発売か?! と興奮したが、どうやら違うようだ。
トヨタ広報部に問い合わせてみると、これはみなさんのご想像のとおり、パレードや式典の先導車に使うことを目的に作られたもの。製作は救急車などトヨタ車の特装車を手がけるトヨタテクノクラフトが手がけ、’14年5月から約半年をかけて’14年11月に完成したという。
広報部立ち会いのもと、改造箇所をよく見ると、左右Aピラーを切った後にしっかりカバーされており、トランク部分にはクッションとバー、後席には足を置く荷台が装着されている。この座るクッションの耐荷重は約330㎏。ということは横綱・白鵬(157㎏)2人ぶんは余裕か。トランクには組み立て式の幌も内蔵してあるという。
意外にもピンククラウンのオープンカーはこの現行モデルだけじゃなかった。ゼロクラウンにもピンクのオープンカーは存在していた。ちなみに個人への貸し出しはしておらず、基本公共イベントでの使用なら貸し出すそうだ。貸出料金は、キャリアカーによる輸送費のみというから、太っ腹! 初出走はまだとのことだが、’15年にはいろんなイベントに使われそうだ。
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