マクラーレンP1
マクラーレンP1は2013年のジュネーブショーで正式発表され、日本での販売価格は約1億円というスーパースポーツカーだ。世界限定375台といわれている。
3.8L、V8ツインターボにモーターを組み合わせてシステム出力は916psというモンスターで、あっという間に完売した。
とにかく世界を代表するハイブリッドスーパースポーツカーなのだが、フロントマスクがかなり強烈な個性を放っている。
ランボルギーニが成功したのは、フェラーリと違うデザインテイストでなおかつインパクトがあったことと無関係ではないが、マクラーレンはフェラーリともランボルギーニともまったく違うデザインテイストを持っている。
マクラーレンのコーポレートマークを再現したヘッドランプ形状、開口部が大きく口角が上がった口、爬虫類の鼻をほうふつとさせるエアダクトによって見た目は人間をも飲み込もうとしている大蛇。笑ったように見えるのがまた不気味さを加味している。
笑っているように見えて怖いのがP1の顔だ。企画趣旨からは外れるが、P1は顔に加えてお尻も凄いんです。
モーガンエアロ8
モーガンはイギリスの老舗少量スポーツカーメーカーで、見るからにクラシックカーというモデルを作り続けている。
今回取り上げるエアロ8は、モーガンにとって64年ぶりの新設計のニューカーとして2000年のジュネーブショーで発表された。伝統の丸目、一部木製を使うボディフレームなどを踏襲しながらも、エアロ8の名前が示すとおり、フラッシュサーフェイスを採用。
しかし、エアロ8はひと目見た瞬間から違和感が伴う。流麗なサイドビューよりもまずヘッドライトに目が釘付けになる。そのヘッドライトは正面を向かず、若干内側にオフセットされて装着されているから不思議な雰囲気を醸し出している。
いろいろな顔のクルマがあるなか、これだけの一風変わった印象を与えるファニーフェイスはなかなかない。
フォードF150ラプター
フォードのドル箱であるF150は、日本では販売されていないためなじみは薄いが、アメリカでは定番的な人気のベストセラーモデルだ。ラプターはそのハイパフォーマンスバージョンのフルサイズピックアップとなっている。
ボディサイズは全長5890×全幅2192×全長1993mmの超大型ボディはそれだけで存在感抜群なのだが、F150ラプターはフロントマスクの押し出し感が強い。
フロントマスクを印象付けているのは、何にも似ていないスクエアなLEDヘッドランプ形状に加え、ラプターのアイデンティティと言っていい超大型グリルに装着される巨大なフォードのロゴだ。
現行モデルではその巨大なフォードのロゴが大きく立体化されていて、メーカー名というよりもグリルのデザインの一部になっているのが素晴らしい。顔にこれほど大胆にメーカーロゴの入ったクルマはないのでは? ちなみにリアにも巨大なフォードのロゴが入る。
日本でもアルファードなどオラオラ顔が流行っているが、F150ラプターのオラオラ度はかなりのものだと言える。
日本には正規輸入されていないが、並行モデルで入ってきているので街中で見た時に間違いなく圧倒されるでしょう。
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