米国メリーランド州ボルティモアで日本時間2024年3月26日14時30分、貨物船による橋脚への衝突で橋が崩落した大事故が発生した。米国最大級の貿易港であるボルティモア港を抱えるだけに日本のクルマ界への影響は果たして出ないのだろうか?
文/ベストカーWeb編集部、写真/AdobeStock(トビラ写真:Christine@AdobeStock)
■橋脚に貨物船が突っ込み、鉄骨もろとも橋が崩落!
それは思わず目を疑う光景だった。ゆっくりと現地のフランシス・スコット・キー橋(全長約2.5km)に、シンガポール船籍のダリ号が橋脚に向かって衝突したのだ。その瞬間に橋が全体的に崩落し、貨物船に崩れた橋の鉄骨部分が覆いかぶさるシーンが現地で記録されていた映像に映し出されていた。
現場はパタプスコ川のフリーウェイにかかる橋で1977年に建造された。貨物船はデンマークの海運事業者マースクがチャーターしたものでボルティモア港を出港し、スリランカへ向かう直後だったという。
メリーランド州運輸局によれば、この衝突事故によってふたりが救助されたものの、6人が行方不明のままだ。同局によると、ボルティモア港は米国最大の自動車取り扱いの拠点とのことで、2022年に75万台以上、クルマや小型トラックは米国1位の量を取り扱っている。
現地ではバイデン大統領が捜索と救助に全力を注ぐと表明。そのうえで早期の港再開と橋の再建を指示したという。
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