■証言1「もしモーターショーで」首都圏日産店
「現段階では従来ジュークは生産販売が継続され、次期型へバトンタッチするとのメーカーからの通達はまったくない。予兆としてはグレードやボディカラー、オプションパーツの生産が限定されたりするが、それもまったくない状況にある。今年中のアクションはないだろう。主力市場はヨーロッパであるから、あちらで年内に発売し、第2マーケットの日本は来春あたりではないかと予想している。ただ10月下旬に東京モーターショーがある。新型ジュークにe-POWERを搭載して展示すれば、すごい数の問い合わせがくるんじゃないかと期待している」
■証言2「なぜぐずぐずしているのか」首都圏プリンス店
「今SUVブームで国内マーケットは引き続き拡大傾向にある。新型ジュークが発売になれば確実に売れるようになるのに、なぜぐずぐずしているのか、いら立っている日産販売店の声をよく耳にする。情報が遅いので極めて商売がしにくい状況にある。お客さんからの問い合わせにまともに答えられないのである。特に次期型ではe-POWER車の投入に期待している。発売になればノートのようにシリーズ全体の70%を占める人気車になり、量販戦略モデルになるのはほぼ間違いないだろう」
■まとめ
取材を終え、これまでつかんだ現時点までの次期ジュークに関する情報をまとめると、
・少なくとも日本仕様の発売は2020年4月以降の発売(つまり2019年度内はない)
・ただし2019年10月24日から開幕する東京モーターショーに、市販型に近いコンセプトカーが出品される可能性はある
・次期型はe-POWER仕様を中心に開発中(国内販売現場の強い要望を考えるとモデル整理は考えづらい)
・三菱RVRとプラットフォーム共用で開発中(フロントマスクはかなり差別化されるだろう)
上記のとおりとなる。
ホンダヴェゼルが登場したのが2013年12月。ヴェゼルはそれから3年間(2014~2016年)連続でSUV部門の販売台数トップを飾り、2017~2018年は(2016年末に発売した)トヨタC-HRが販売トップを奪った。このカテゴリーの先駆者である日産ジュークは、この間なにも手を打っていない。
ノート、セレナで大成功した「e-POWER追加」という手法を新型ジュークにも適応すれば、販売トップ奪還の可能性は高いだろう。ただ欧州で先行発売される世界戦略車であり、三菱とのプラットフォーム共用のため、開発に時間がかかっているようだ。
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