脇阪寿一(86/BRZレース プロフェッショナルクラスに参戦)
社員の育成もレース参戦の理由のひとつ
お客様にレースの話をするだけなら、私である必要はなくスーパーGTドライバーやスーパーフォーミュラドライバーを呼んでくればいい。ひとつの販売店で、販売店のスタッフとレースに参戦するにあたり、極限状態のレースフィールドで培ったものを販売店に持ち帰り、お客様にいかに還元できるかが重要になってくると思っています。
86/BRZレースはネッツ東京さんと目指す方向性が共有できたので参戦させていただくことにしました。86/BRZレースはレベルが高く、いきなり出て勝てるレースだと思っていません。長くレース界にとどまってきて自分の現在置かれたポジションは理解しています。
まずはしっかりとレースしていき、1戦1戦大事に闘って販売店に持ち帰ってきたいと思っています。与えられているなかでベストを尽くしていきます。レースは結果にフィーチャーされがちですが、レースはそれだけではありません。
成績に一喜一憂するのではなく、お客様のハートにいかに訴えられるかが重要になってくると思います。なかなか難しい闘いになるとは思いますが、販売店の皆様と一緒にレースの楽しさ、すばらしさを伝えていきたいですね。これは脇阪寿一の第2章の活動にも通じるものだと考えています。
塚本奈々美(86/BRZレース クラブマンクラスに参戦)
私は女性だけのレーシングチームを10年間運営しているのですが、〝女性でもレースをやっていいんだ〟、という単純な疑問をお持ちの方はとても多く、レース活動を通して〝レースは性別に関係なくできる〟、というのをアピールしてきました。私の仕事は、クルマの楽しさを伝えることで、さまざまな企画を立てて毎年走ってきています。
今年はリアル真子プロジェクトのシーズン2として、クルマのカラーリングを一新して、楽しさを伝えていきたいと。86/BRZレースは初年度から3シーズン参戦してきましたが、それはプライベート参戦だったこともあり、思うような成績は残せていないので、ネッツ東京さんという新チームで飛躍を目指しています。
私が参戦するもてぎ、富士、鈴鹿のイベントは超過酷で、予選落ち台数もハンパなく多いんです。これまでいろいろ経験させていただいたので4年目の今年はドライバーとしては結果にこだわっていきたいと思っています。数多くのクルマがエントリーするなか、女性ドライバーはもの凄く少数派となりますが、たくさんアピールしていきたいですね。
〝根拠はないけどレースに興味がある〟、〝まだクルマは買えないけど見ていたい〟、といった人たちを増やしていければすばらしいですね。
同じチームにすばらしいお手本の脇阪寿一さんがいるので、いろいろなものを吸収していきたいです。とにかくいろいろな人にサーキットに足を運んでもらえるようにし、逆に店舗でお会いした人が、サーキットに行ってみたい、と思っていただけるようにしていきます。
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