【追悼・前澤義雄氏三回忌】 元日産デザイナーは「野獣のような目をしたアーティスト」

P10プリメーラから幻の名車まで。前澤義雄氏が携わったクルマたち

 厳しさを感じさせる風貌が、見る者に隙のない印象を与える前澤氏。ともすれば近寄り難いと思われるが、氏は非常に微笑ましい一面も持っていた。

 そんな前澤氏が日産のデザイナー時代に携わったクルマの「代表作」ともいえるのがこの6台だ。なかでもP10型初代プリメーラは、欧州でも通用するハンドリング・デザインを備えた名車。

 さらにZ32型フェアレディZや、“幻の名車”MID4-IIなど、スポーツカーでも氏は個性的なデザインを残している。

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初代プリメーラ【1990】
日本車離れした優れたハンドリングを実現。クリーンで嫌みのないデザインも好評を得た
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3代目マキシマ【1988】
3ナンバー専用ボディとすることで広い室内空間を実現
 4代目フェアレディZ【1989】<br>ワイド&ローなデザインでカッコよかったが、半面、整備性には難があったという
4代目フェアレディZ【1989】
ワイド&ローなデザインでカッコよかったが、半面、整備性には難があったという
 4代目パルサー【1990】<br>5ドアHBのデザインはユニークで、オペルなど欧州メーカーにも影響を与えた
4代目パルサー【1990】
5ドアHBのデザインはユニークで、オペルなど欧州メーカーにも影響を与えた
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MID4-II【1987】
3L、V6をミドに積んだ日産のスーパースポーツ。試乗会も開催されるなどほぼ完成していたが、市販はならず
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AD-1【1975】
1975年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー。Cd値はなんと0.29!

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