タイで鍛えた三菱、ASEAN電動化の主力選手へ
三菱自動車の加藤隆雄社長は、エクスフォースHEVの発表時に「電動車ならではの気持ちよい走りと優れた環境性能・快適性を実現したモデル」と紹介し、今後もHEVやPHEV、EVなど電動車ラインアップの拡充を検討していくと語っている。
今回のタイCOTY受賞は、その電動化戦略がASEANのユーザーから確かな支持を得ている証拠と言えるだろう。現地生産のエクスフォースHEVが「タイを代表するクルマ」として評価されたことで、今後は周辺国への展開や、さらなる電動SUVの派生モデルにも期待がかかる。タイで鍛えられたエクスフォースHEVの快挙は日本の三菱ファンにとっても大きな朗報だ。
いま三菱は、日本市場においてデリカミニとアウトランダーPHEVという評価の高い「三菱らしいモデル」が活躍している。その中間! 間を埋める「ちょうどいいSUV」が欲しい(いや、あの、エクリプスクロスがあるのは知っているんですが…いいクルマなんですが……ああいうクーペSUVみたいな尖ったコンセプトじゃなくて、もっとこう「王道」のモデルが必要だと思うんです……)。そういう状況でこのエクスフォースの、それもHEV仕様が日本に入ってくるのは、日本の三菱ファンの悲願といってもいい。「RVR」の名前があいているぞ!!
…と、ここまで書いておいてなんだが、現時点でエクスフォースの日本導入計画はいっさいアナウンスされていない。情報もない。待ってます。いやマジで。
タイで認められたエクスフォースHEV。アジアの電動SUVの新しい基準となるのか、今後の展開に引き続き注目しつつ、胸の中で「待ってるぞ」と秋波を送り続けたい。
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