東京モーターショー(10/27〜11/5)が開催される時期は、新車ラッシュとなります。今年も例年どおり各メーカーから数多くの新型車、追加モデル、特別仕様車の設定が用意されており、そのスケジュールは当サイトでも何度が伝えてきました。
本企画ではその中でも特に、「車好き」の皆さんに刺さりそうな車種をピックアップしてご紹介いたします。いずれも一度は乗ってみたい車ばかり。
(多くは出展されるであろう)東京モーターショー会場で目にする前に、予習としてこれらの車を知っておきましょう! 本企画担当はどうにか試乗できないか画策中です!
文:ベストカー編集部
ベストカー2017年8月26日号
■スバル S208 2017年11月デビュー
WRX STIをベースに、STIがエンジンも含めて全域にわたってチューニングしたコンプリートカーのSシリーズ。2015年10月に発表され、発売日に限定400台が即日完売したS207の後継たるS208が、今秋に発表される。
エンジンはS207ではベース比20%アップの328㎰だったが、S208では330㎰まで向上し、中速域のトルクも向上しているという。足回りはフロントダンパーに、S207で評価の高かったビルシュタイン製ダンプマチックⅡを装着する。価格は600万~650万円で、限定300台となりそうだ。
■トヨタ ヴィッツGRMN2 2017年10月デビュー
参戦初年ながらWRCで強さを発揮するヤリス(日本名ヴィッツ)。今年1月の東京オートサロンではGRMNコンセプトモデルが展示されていたが、今秋の東京モーターショーでいよいよWRC記念モデルとして正式デビューする予定。
日本向けのボディは5ドアで、エンジンは1.8Lの直4、2ZR型にスーパーチャージャーを組み合わせて220ps/25.5kgmを発揮する。車体も足もキッチリ仕上げてくるぞ。200台の限定発売の計画で、価格は350万円前後となりそうだ。
ちなみに2013年8月に200台限定で発売したヴィッツ“GRMN Turbo”は約270万円で、専用サイトにて販売受付し、あっと言う間に売り切れました。
■トヨタ マークX GR-S 2017年9月デビュー
最後のFRモデルになるといわれる現行型マークXには、Gazoo Racingからスポーツモデルの「GR-S」が設定される。今年9月のデビュー予定だ。
GR-Sは内外装のリファインが中心のモデルのため、エンジンのパワーアップなどは行われないが、もとよりマークXは3.5Lモデルで318ps、2.5Lモデルでも203psと、充分な出力を持っているため、ボディ補強、ベース車のEPS+スポーツステアリングで走りは大きく変わるはずだ。
■スバル インプレッサSTIスポーツ 2017年11月デビュー
販売好調のインプレッサにSTIスポーツが追加される。STIスポーツは、レヴォーグに追加されるや全体の約4割を占める人気となったグレードだ。
インプレッサSTIスポーツもレヴォーグと同様、エンジンには手を入れないものの、フロントダンパーにはセッティングこそ違うがS207と同じビルシュタイン製ダンプマチックIIを採用。このダンパーの装着によって、上質な乗り心地とハンドリングを両立している。
価格は1.6Lが約250万円、2Lが約300万円と、2モデルに展開される。
■トヨタ ハイラックス 2017年9月デビュー
トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」が、9月に復活する。
上級グレードと標準グレードの構成で、ボディタイプはダブルキャブ。パワートレーンはプラドが搭載する2.8Lクリーンディーゼルと6ATの組み合わせ。ボディカラーは5色設定されるという。
ハイラックスは初代が1968年登場という、老舗中の老舗モデル。2004年に6代目の生産終了とともに日本市場での販売を終了し、以降海外専用モデルとなっていた。
今回導入されるのは2015年にフルモデルチェンジした8代目で、タイやオーストラリアでは販売中のモデル。ご覧のとおり武骨でカッコいい。これ、本企画担当かなり欲しいです。はい。
☆ ☆ ☆
特別仕様限定車は特に、デビュー直前にならないと販売店にも知らされず、そうかといって即日完売! なんてことも珍しくない希少車。
それだけに本気で狙っている人は、早めにディーラーへ行って「あたり」を付けておくのが吉のようです。どれも登場を楽しみにしております!!
コメント
コメントの使い方