■焦点10 三菱、日産の軽自動車は最新トレンドに乗れるか?
また三菱と日産は2011年に合弁会社のNMKVを設立して、軽自動車の共同開発を開始した。
開発と製造は三菱、日産は企画や原材料の調達で参画して2013年にeKワゴンとデイズ、2014年にはeKスペースとデイズルークスを発売した。この協業は今も続くが次期型の開発は日産が行っている。
次期型の登場は2018年末~2019年とされるが、遅れる可能性もある。ダイハツ/スズキ/ホンダの軽自動車が、燃費、安全装備、走行性能、乗り心地などを急速に向上させたからだ。
中途半端に発売すれば販売不振に陥り、軽自動車は薄利多売な商品だから大損する。開発にも時間を要する。
なお今はトヨタを中核にダイハツ/スバル/マツダ/スズキの5社が提携を行う。残りは日産&三菱、独自路線のホンダだから提携の枠組みは固まった(残るは日本連合だけ)。
今後は必要に応じて連携するが、NMKVのような姉妹車やOEM関係に大きな動きはない。これも煮詰まったからだ。
きっとマツダの販売店は「プレマシーの顧客を繋ぐためにヴォクシーのOEM車が欲しい」というが、今のマツダは「魂動デザインとSKYACTIV技術」に執着するから可能性はないだろう。(渡辺)
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