ハイブリッドか、ディーゼルか ガソリン価格で“お得度”は変わる

ハイブリッド有利もSUVはディーゼルが肉薄!!

【図表】
【図表】ハイブリッドとディーゼルの燃料コスト差(プラスの場合、ハイブリッドが金額分得。マイナスの場合はディーゼル車が金額分得)

 上記の燃料コストをもとに、競合する車種同士で比較すると【図表】のような結果となった。

 表中の金額は1万km走った場合のランニングコストの差額で、ハイブリッド車がディーゼル車に対して、いくらぶん燃料代が安いかを表わしている。ガソリンと軽油の価格差は、最新価格時で21.8円、最高価格時で22円となっている。

 過去から現在まで平均すると、その差は20円前後で推移している。燃料消費量はディーゼル車のほうが多いため、ランニングコストとしてはハイブリッドの優位性は明白だ。

 しかしながら、コンパクトカーとSUVを見てみると、価格差がかなり圧縮されるのが分かる。さらに現在の価格なら、ヴェゼルハイブリッドよりもCX-3のほうがお得なのだ。

ハイブリッドSUVのヴェゼルと、ディーゼルSUVのCX-3
ハイブリッドSUVのヴェゼルと、ディーゼルSUVのCX-3。燃料コストの差は意外なほど少ない

 ハイブリッドカーは使用環境によって燃費の変化が生じやすいが、低回転で高いトルクを発揮するクリーンディーゼルは、市街地走行でも高速巡行でも安定した燃費を刻むことが出来るメリットがある。

 セダンほどの燃料代の差があると難しいが、コンパクトカーやSUVでは、実燃費比較で同等レベルに燃料代負担に抑えることも十分にできそうだ。

 もちろん、ランニングコストにおいて、ハイブリッドカーという選択が手堅いのは間違いない。ただ、最新のクリーンディーゼルも車種選択次第で、ハイブリッドカーに迫るコスパの良さを見せることも分かった。

 昨今のクリーンディーゼル車は音も静かだし、エンジンフィールも良い。クリーンディーゼルを選ぶ価値は十分にあるのではないだろうか。

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