■【編集部まとめ】更なる不正発覚で窮地に立った新体制
2018年6月5日にスバルは国内向け9車種において新たな不正が発覚したと発表した。社員20名以上が関与しているとされ、吉永社長にとっては「泣きっ面に蜂」状態である。
概要は群馬製作所内の2工場において、基準で定められた条件から逸脱する状態で検査を続け、誤った検査と認識していたのにも関わらず検査データだけを書きかえるなどしたとされるもの。
吉永社長は前述のとおり2018年6月の株主総会で会長兼CEOへの就任を予定していたが、代表権を返上し、取締役会長になる予定だ。2018年4月の問題発覚からわずか2カ月足らずで新たな不正が発覚したスバル。
真面目で実直なメーカーのイメージはすっかり変わってしまった。吉永社長は会長となったあとも、企業風土の健全化などに集中して取り組むと発表。
一度失われた信頼を築くにはこれまでの積み重ねの何倍もの時間がかかるはずだ。新型フォレスターの登場もある2018年。これから信頼回復に奮起してほしい。
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