【日産よ日本を見捨てるな!!】スカイライン、ジュークら「惜しい日産車」たち


■ジューク 2018年5月販売台数 299台

日産・ジューク(現行型は2010年6月発売)
日産・ジューク(現行型は2010年6月発売)

コンパクトなSUVだが、カテゴリーに収まらない個性がある。2010年の発売当初は人気車になった。8年を経過して売れ行きは下がったが、緊急自動ブレーキを作動できる安全装備を追加するなど、今の日産車ではケアを受けている部類に入る。やや粗い乗り心地に設計の古さを感じるが、選ぶ価値はある。

フルモデルチェンジを実施したいが、それが無理ならバリエーションを充実させる。ノートと同様のe-POWERは必ず搭載したい。SUVなのに駆動方式は前輪駆動の2WDが中心で、4WDは1.6Lターボに限られることも不満だ。ジュークは設計が古くなった日産車の中では、改善による販売の伸びが最も期待される車種だ。

■スカイライン 2018年5月販売台数 35台

日産・スカイライン(現行型は2014年2月発売)
日産・スカイライン(現行型は2014年2月発売)

今のスカイラインは「日本を見捨てた日産車」の象徴だ。歴代スカイラインは、もともとフルモデルチェンジの度にコンセプトが変わる面があり、7代目で豪華指向になったのを8代目のR32型でスポーティに戻し、9代目のR33型では3ナンバー車に拡大。10代目では再びコンパクト化した。

ただしこれらはいずれも国内で売るための試行錯誤で、ユーザーも好意的に見ていた。8代目ではスカイラインGT-Rも復活して、イメージリーダーの役割を果たした。

ところが2001年に発売された11代目のV35型は、印象が大きく変わった。インフィニティG35として海外でも売られ、日産が日本を見捨てる切っ掛けになった。

そして12代目を経て、2014年に発売された現行型のV37型は、フロントマスクに日産ではなくインフィニティのエンブレムを装着する。全幅は1800mmを超えて、ダイレクトアダプティブステアリングの操舵感は、北米の好みに沿って過剰なほど機敏だ。

日本のユーザーが好んだスカイラインは、前後輪の重量配分が優れた後輪駆動のシャシーに、少しパワフルな吹き上がりの良いエンジンを搭載して、自然で軽快な走りを味わえる等身大のスポーティカーだった。

スカイラインのコンセプトを確立させた開発者の故・櫻井眞一郎氏によれば「運転の楽しい街乗りグルマ」というもので、スカイラインGT-Rも気軽にサーキット走行を楽しめることをねらいにしていた。

要は肩肘を張らず、優れた走りを見せびらかすこともせず、日常の中でスポーティ感覚をさり気なく味わえる。この控え目な日本人の心情に合う運転の楽しいクルマこそ、スカイラインであった。

スカイラインは日産にとって、トヨタのクラウンに相当するクルマだ。長年にわたり日産の象徴的な存在で、スカイラインのあり方が日産のブランドイメージを構築していた。

だからせめてスカイラインだけは、日本のユーザーのためにフルモデルチェンジして欲しい。スカイラインを日本のユーザーに返すべきだ。それは必ず、国内で日産が復活する切っ掛けになる。

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