【速報】スバル社長交代!! 中村CEOから大崎篤氏(60)へ 「新しい時代へ」 エンジニア出身社長が誕生

【速報】スバル社長交代!! 中村CEOから大崎篤氏(60)へ 「新しい時代へ」 エンジニア出身社長が誕生

 2023年3月3日、スバルは取締役会を開催し、中村知美代表取締役社長兼 CEO(最高経営責任者)が会長に就任し、新たに(現・取締役専務執行役員 製造本部長である)大崎篤(おおさきあつし)氏が代表取締役社長兼CEOに就任する、と発表した。

文/ベストカーWeb編集部、写真/SUBARU(アイキャッチ写真=スバル新社長へ就任する大崎篤氏)

■エンジン開発から品質管理問題の解決へ

 スバルから新社長人事が発表された。同日発表された公式リリースによると、今回の人事の狙いは以下のとおり。

「本件は、2018年に策定した中期経営ビジョン「STEP」の取り組み、5年間の区切りとともに、自動車業界を取り巻く大変革期への適応を加速させるため、新たな体制に移行することを目的としたものです。今後新体制にて新たなビジョンを策定し、その実現に向けて取り組んで参ります。なお、本件は2023年6月開催予定の第92期定時株主総会および株主総会終了後の取締役会を経て、正式に決定される予定です。」

 とのこと。

会長に就任することになるスバルの中村知美社長。2018年6月に社長就任以来、(21017年に発覚した)完成検査不正問題の処理にあたった。新社長の大崎氏は、中村氏とともに品質管理の向上に務めた仲だという
会長に就任することになるスバルの中村知美社長。2018年6月に社長就任以来、(21017年に発覚した)完成検査不正問題の処理にあたった。新社長の大崎氏は、中村氏とともに品質管理の向上に務めた仲だという

 大崎氏は1962年4月生まれの60歳。1988年にスバルへ入社し、エンジン開発者として従事するとともに、労組役員を務め、近年は中村社長とともに品質管理問題の処理(企業風土の改革)、向上に従事していた。

 スバル社長就任にあたって開いた記者会見で、大崎氏は「答えはマーケットの中にある、答えは生産や開発の現場にある」と語った。

 電動化や自動化など、激動のクルマ界を乗り切るための人事改革となった。スバルの舵取りを任された大崎新社長は「近日中に新たな中期経営計画を発表する」とコメント。どのような方向へ力点を置くのか、開発や製造現場に近い新社長だけに、その手腕に注目が集まる。

【参考:大崎篤氏略歴】
・生年月日:1962 年 4 月 19 日
・出身地:東京都
・最終学歴:1988 年 3 月 東京農工大学大学院 工学研究科 修了
・職歴:
1988 年 4 月 富士重工業株式会社(現 株式会社 SUBARU)入社
2007 年 4 月 同社 スバル商品企画本部 PGM(プロジェクトゼネラルマネージャー)
2011 年 6 月 同社 スバル技術本部 技術管理部長
2013 年 4 月 同社 スバル品質保証本部 品質保証部長
2015 年 4 月 同社 スバル品質保証本部副本部長 兼 品質保証部長
2016 年 4 月 同社 執行役員 スバル品質保証本部副本部長
2017 年 4 月 同社 執行役員 品質保証本部長
2018 年 4 月 同社 常務執行役員 CQO(最高品質責任者) 品質保証本部長
2019 年 1 月 同社 常務執行役員 CQO(最高品質責任者) 品質保証本部長 兼 カスタマーサービス本部長
2019 年 4 月 同社 専務執行役員 CQO(最高品質責任者) 品質保証本部長
2020 年 4 月 同社 専務執行役員 CQO(最高品質責任者) 品質保証本部長 兼 品質保証統括室長
2021 年 4 月 同社 専務執行役員 製造本部長
2021 年 6 月 同社 取締役専務執行役員 製造本部長

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