規模の大きさが弱みになる!? 売上37兆円超えの盤石トヨタに弱点はあるのか 

■トヨタにアキレス腱があるならば!?

2026年にレクサスブランドで新プラットフォームのBEVを展開するというが、当然トヨタブランドへの展開もある
2026年にレクサスブランドで新プラットフォームのBEVを展開するというが、当然トヨタブランドへの展開もある

 さて結論として、トヨタに死角があるか。もちろんまったくないわけではない。

 自動車がコモディティ化し100均の商品のように、捨てる前提で買われるようになったら、何をどうやっても生き残る術はない。そうなれば規模が大きいことが弱点で、その状況下で生き残るとなれば限りなく縮小均衡を目指して、規模を縮小していく以外に出口はないだろう。

 だからこそ豊田社長は常々「クルマを絶対にコモディティ化させない」と言い続けてきたし、高付加価値のクルマとして選び続けてもらうために、もっといいクルマを目指し続けてきた。その方針は佐藤新社長になっても変わらない。

 おそらくは、電動化計画のステージ1の早仕舞いと、それにともなうステージ2の前倒しが変化のポイントだが、それに必要な要素技術はこれまで述べてきたとおりに、すでに順調に進行中だ。少なくとも、道を間違えたので大慌てでやり直し中ということではないことは確かだと思う。

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