マフラーそっくりのファイヤーストーブに蒸し器!? 東京アウトドアショーで注目を集めたのは、なんとマフラーで有名なフジツボが手がけた本気のキャンプギア! 見た目は完全にクルマ好きには親の顔よりも見たマフラー! でも中身はしっかり実用的。遊び心と溶接技術が詰まったラインナップを紹介していく!
文/写真:雪岡 直樹
【画像ギャラリー】え? マフラーが燻製器? いや蒸し器? マフラーメーカーが作る本格キャンプグッズの完成度にびっくり!(24枚)画像ギャラリーあれ? フジツボさんってあのマフラーのフジツボさん?
千葉県の幕張メッセで6月27日〜29日に開催された東京アウトドアショー。多くのキャンプグッズが展示されているなかで、ひときわ輝くキャンプギアがある。しかもキャンプギアらしからぬ姿にびっくり。その正体とはいったいなんであろうか?
展示のど真ん中に鎮座しているファイヤーストーブ。薪がくべられており、ファイヤーストーブらしいがどうも形状がおかしい。
その下にある蒸し器も楕円の本体の上に蒸気を逃す煙突が付いているけど、その形状もどことなく煙突らしくない。
ほんとにマフラーの形してる……
そう、これらは自動車のマフラーの形状にそっくりなのだ。それもそのはず、自動車のマフラーを作っているフジツボが作っているキャンプギアだからだ。
ファイヤーストーブは、太い砲弾型サイレンサー部分とスラッシュカットされた太いテールエンドがその存在感を示している。それはまさしくフジツボマフラーの代名詞となったパワーゲッターの形状とよく似ている。
一方の蒸し器は楕円の大きなサイレンサーを持ち、シンプルなテールエンドを持つエレガントな仕上がりは、これまたフジツボマフラーの代名詞にもなったレガリスRのようなデザインになっている。
アフターパーツのマフラーとして選ばれるフジツボマフラーは、車をカスタマイズしようと考えた方なら、誰もが1回は選択肢に入れたことがあるだろうと言うくらいメジャーなメーカーだ。
そのマフラーの多くはステンレスを素材に使っており、その素材の扱いに慣れたフジツボにとってみれば、マフラーから発展したキャンプグッズを作ることなど造作もないこと。ステンレスを丸くまとめ綺麗に溶接する。その工程はマフラー製作と何一つ変わらない。
むしろ大変なのはキャンプグッズとしての遊び心をどれだけ盛り込むか?だろう。
クルマもアウトドアも好き!という方にピッタリ!
そんなこともあり、蒸し器の煙突はこのような形状で無くても良いのに関わらず、マフラーのテールエンドのような作り込みを行っている。
発売予定のバイオエタノールランプも形状はそのまんまマフラーのテールエンドだ。ゆらゆらと、たおやかに灯るランプはキャンプはもちろん、ガレージ内に置いておいても映えるに違いない。
社長の趣味である雷魚釣りから発想を得たトングは、雷魚の顔やエラを再現しているだけでなく、口先で物を掴んだ時に落とさないような滑り止め加工が施されているなど、実は本格的なトングになっている。
一風変わったキャンプギアを使うことで気分を盛り上げるだけでなく、一緒にキャンプに行った仲間から話題を独占することは間違いない。それでいて本格的に使えるとなれば、最高のキャンプギアなのではないだろうか?



























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