最近のタイヤは硬すぎた……プロクセスは「いい塩梅」!! 硬過ぎないプレミアムタイヤ2種徹底比較

最近のタイヤは硬すぎた……プロクセスは「いい塩梅」!! 硬過ぎないプレミアムタイヤ2種徹底比較

 トーヨータイヤからプロクセスシリーズの2種類のフラッグシップタイヤがモデルチェンジした。コンフォート系とスポーツ系のプレミアムタイヤだが、ぶっちゃけどうなのよ!! ということで試乗会に参加してきました。

文:ベストカーWeb編集部/写真:トーヨータイヤ

■とにかく乗り心地がいい「コンフォートII s」

ウェット性能も安心感抜群。柔らかいタイヤだがしっかりしたコシの強さが魅力的
ウェット性能も安心感抜群。柔らかいタイヤだがしっかりしたコシの強さが魅力的

 トーヨータイヤといえば最近ではオープンカントリーの人気爆発で身近に感じているユーザーも多い。今回はTOYOのフラッグシップタイヤ2製品がリニューアルした。まずは「プロクセス コンフォートII s」。文字通りのコンフォート性能を重視したタイヤになる。

 担当の正直なイメージ(あくまで個人的なイメージです!!)を言えば「プロクセス」といえばゴリゴリのスポーツタイヤのイメージが強かった(R1Rとか)。読者のなかにも「コンフォート」なイメージをあまり持たないユーザーが多いかもしれない。

 今回は最大120km/h設定のテストコースのレイアウトでレーンチェンジなどを実施。さらにウェット路面での試乗もできたのだが、コンフォートII sの性能は思った以上だった。旧製品C1Sとの比較になるがコンフォートII sはまずロードノイズがグッと抑えられている。

高速周回路でのレーンチェンジなども敢行。さすがに120km/hで急激な舵を切るとよれる瞬間もあったが、それは極端な制動での話
高速周回路でのレーンチェンジなども敢行。さすがに120km/hで急激な舵を切るとよれる瞬間もあったが、それは極端な制動での話

 C1Sは柔らかい乗り味のタイヤだったがそこからさらに静かに、そして路面ギャップの吸収も穏やかに収束する印象。近年はデザインの観点からも扁平率の低いタイヤ(サイドウォールが薄くなるタイヤ)が採用される傾向が多く、物理的にもエアボリュームが下がり乗り味が硬くなる傾向にある。

 そんな時にこのプロクセス コンフォートII sは万能選手として選びやすいタイヤかもしれない。気になるポイントとしては120km/hでやや急なレーンチェンジなどをするとリアタイヤの反応がやや鈍く、操舵輪に追従せずグニュッとする感覚がある。

 足回りがハード傾向なスポーティな車種だとここは気になるかもしれない。ただ今回は急回避のシーンを再現したテストであり、もちろん挙動が乱れてヒヤヒヤするものではないことはお伝えしておこう。基本的には穏やかで乗り味のいいタイヤだ。

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