【これは珍なり】 かっこいいパパにもなれるミリタリーブロック

 多くの男の子なら憧れるであろう、戦車や戦闘機。プラモデル作りにはまった読者も多いのではないだろうか? 

 しかし大人のホビーともいえるプラモデル業界は、費用的にも時間的にも難しくなり、家庭を持ったらすっかり趣味をやめてしまったなんて方も多いはず。そんな永遠の少年たちに手が差し伸べられた!?

 文:ベストカー編集部
写真:DANAR INTERNATIONAL (COBI日本総代理店)


子どものおもちゃにはもったいない!!

 9月23日(金)から25日(日)まで、東京ビッグサイトで行われた第56回全日本日本模型ホビーショー。60以上の団体が参加し、会場は連日大盛況。クルマ関連のみならず、飛行機、ドローン、アニメまでさまざまな模型が百花繚乱。

 そんななかで担当が見つけたのが「COBI(コビー)」というブランドのブロック。一見するとプラモデルかと思うような精巧な外見ながら、人形を見るとなんかカワイイ。じつはブロックなのだ。

 それにしてもなぜ「おもちゃ」のはずのブロックが「全日本模型ホビーショー」なんて格式が高そうなショーに? と感じたのだが、それはきっとラインナップを見てもらえばわかるはず。

 写真は第二次大戦時のドイツ軍のティガーⅠ戦車。それもですよ、チュニジア戦線で活躍した131。個体まで指定してくるあたりがもうマニアック。

 ミニカーでいえばスーパーGTの富士仕様のエアロと、鈴鹿仕様のエアロを作り分けるくらい芸が細かいのです。史料的な観点から作っていることがわかる。

  この131は現在走行が可能な世界で唯一のティガー戦車で、あのブラット・ピット主演の映画「フューリー」にも登場。そんな戦車を製品化しちゃうんだから、子どもの「おもちゃ」ってよりホビーなのだ。

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人形たちはニコニコだが史実的にはイギリス軍に鹵獲(ろかく)されてしまう。現在でもその姿はイギリスのボービンドン戦車博物館で見ることができる

模型愛好家も思わず唸るクオリティ

 COBI製品の日本総代理店を務める(有)デイナー・インターナショナルの中林デイビットさんに話を聞いてみた。そもそもこのCOBIはどこの国のものなのか?

 「COBIはポーランドの製品です。意外に思われるかもしれませんが工業大国のドイツのお隣ということもあり、成形技術はかなり高いです」

 ポーランドはまったくブロックのイメージがないだけにびっくり。日本では今年5月からの販売開始いうことだが、毎月かなりの数がオンラインで売れているという。

 「10万円分をまとめて買っていくお客さんもいます。聞いてみるとなんと模型を長年作っているというモデラーさんでした」

 と前出の中林さん。大人買いってやつですな。

 模型マニアも唸るCOBIのブロックはそこまでお高くないのも特徴。戦車や戦闘機などはおおよそ5000円から7000円程度。

 先ほどのティガーⅠも7400円で、しかも全長28.3×全幅12.8×全高10.6cmというビッグサイズ。そうなったら子どもだけに遊ばせるのはもったいない!?

父の思いがCOBIを日本へ導いた!!

 製品のみならず人にもドラマありで、前出の中林デイビットさんは日本生まれアメリカ育ちのアメリカ人。しかもカリフォルニアで弁護士をされていたという異色の経歴の持ち主。そんな中林さんがミリタリーブロックにはまった要因は息子さんにあるという。

 「息子が戦車のブロックを欲しがったんです。でもなかなか市販品がなくて、探したらアメリカで3万円近いマニア向けのものしかなくてね。こうなったら安くて、しかも精巧なブロックを探したいという気持ちが生まれました。それがCOBIを日本で紹介する原動力になりましたね」

 いやはや、息子さんの願いをビジネスにまでつなげちゃうなんてかっこいいパパです。このCOBI、大人も楽しめるホビーと繰り返し紹介したが実際の対象年齢は8歳以上。

 しかしブロックのピースが小さく、さらには部品が500ピース以上にもなるので組みあげるのはじつは大変。ということは一緒に組み立てて、かっこいいパパを魅せるにはもってこいのアイテムかも!?

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日本での展開はまだないがCOBIには戦闘機もラインナップされている。こちらはイギリスのスピリットファイアMk.VB。いやはや、チョイスが渋すぎます

どこで買えるの?

 COBI製品は現在ではオンラインショップを中心に発売中。これからの季節はお子さまへのクリスマスプレゼントにも最適かも。唯一の難点は、お父さんがはまる可能性というところか。

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