クルマが好きで自動車部に所属したフレッシュな大学1年生と、自動車関連企業が交流できる魅力的なイベントが富士スピードウェイのジムカーナコースで開催された。今後の自動車業界を担う可能性が高い若者たちに向けて、ココロが躍るコンテンツが盛りだくさんだった!!
文:ベストカーWeb編集部 鈴村朋己/写真:田中和也
【画像ギャラリー】写真でもわかる!! プロのドリフトテクやべぇから見てちょーだい!! (35枚)画像ギャラリー総勢400名のフレッシュなクルマ好きが富士に集結!!
あれだけ寒かった4月初めがウソのよう。最高気温は25°を超え、もはや真夏の訪れがすぐそこまで来ている。そんな気温には負けない熱気が、4月19日の富士スピードウェイのジムカーナコースには漂っていた。
この日は東日本の大学自動車部に入部した1年生を対象に、東日本自動車部新歓フェスタが開催されていたのだった。合計20の大学から約400名の若者が参加。2025年で開催8年目を迎えた。
同イベントはそれぞれの自動車部が所有する部車で、富士スピードウェイのジムカーナコースを走行できるほか、プロのジムカーナやドリフトドライバーによる同乗走行体験会など、様々なコンテンツを用意。クルマ好きの学生たちにとってはたまらない1日となった。
なんといっても同乗走行体験会では、D1グランプリにも参戦するTeam TOYO TIRES DRIFTのメンバーが大集結。
3度のチャンピオンを獲得したレジェンドの川畑真人選手をはじめ、ドリフトの匠たちによるアンビリーバボーな走りも助手席で味わえるのだからアドレナリンもドバドバ案件だ。
日本を代表するスーパースポーツがサプライズで登場!!
東日本自動車部新歓フェスタの魅力は走るだけにとどまらない。なんと、レクサス初のスーパースポーツの設計を統括した棚橋晴彦氏が来場! モータージャーナリストの竹岡圭氏とのトークショーが実施された。
レクサスLFAの開発ストーリーを熱く語る棚橋氏に対して、学生たちはみな真剣に話を聞き入っている。トークショーが終盤に差し掛かると、ビッグサプライズ!! なんとホンモノのLFAがステージ前に姿を現したのだった。
登場と同時にLFAは持ち前のV10サウンドを唸らせ、そのサウンドが会場内に響き渡った。まさに天使の咆哮。なんて素晴らしい音色なのだろうか。これには学生たちも大興奮の様子だった。
さらにさらに! 5名限定でプログラムには記載のなかったLFAの同乗走行も実施すると発表。その権利を自分のものにしたいと、激しいジャンケン大会が繰り広げられたのだった。
自動車関連企業が自動車部所属の学生たちにラブコール!?
東日本自動車部新歓フェスタには多くの自動車関連企業がスポンサードしており、合わせて出展も行っている。これは、比較的自動車に関心の高い自動車部所属の学生に対してのリクルーティング活動も兼ねているのだ。
それゆえイベントのプログラムには企業説明会の時間も設けられており、各企業の採用担当者が中心となって学生たちに猛アピール。一生懸命に話を聞く学生たちの姿も印象的だった。
自動車関連企業に携わる若手が年々減少傾向にあり、どこも次世代を担う新たな光に興味を持っていることは確か。自動車業界は厳しい状況だなんて言われがちだけど、会場を訪れていた若者たちの表情を見ていると、少し希望が持てた。
だって、いくら仕事とはいえ、本当にクルマが好き。根っこに、そのような気持ちが必要であることに変わりはないのだから。
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