豊田章男会長の仲間づくりとエンジニアたちの挑戦に迫る!水素エンジンGRカローラに密着取材した動画が凄すぎた

豊田章男会長が水素エンジンGRカローラでの挑戦の意味を語る

2024年のスーパー耐久富士24時間ではメーカーの垣根を越えて近藤真彦さんがドライバーに加わった
2024年のスーパー耐久富士24時間ではメーカーの垣根を越えて近藤真彦さんがドライバーに加わった

 その水素エンジンGRカローラに乗る豊田章男会長は、昨シーズンの終わり、ロングインタビューでこう語っている。

「水素=危険、水素=爆発のイメージが、自分が乗ることで水素=未来に少しずつ変わってきた。このプロジェクトには多くの会社が携わっている。青臭い言い方かもしれないが、会社が違い、目的も違う、そういった中でどうやって心を一つにしていくか、 それは現場だからこそ一つになれると思っている」

「ほかのトップにいて私にいないのが部下。ほかのトップにいなくて私にいるのが仲間。ルーキーレーシング、ガズーレーシング、凄腕技能養成部、会社の庶務のドライバー等々、彼らは私が上司だから付き合っているわけではない。いいクルマを作ろうということでは技が必要。技を持った人たちが集合すると大きく変わる。技を持った人たちはお互いをリスペクトする。そのリスペクトがいつしか仲間というものになっていく」。

困難を乗り越え、大歓声の中チェッカーを受ける。エンジニアやメカニックは喜びもつかの間、その場で課題解決に向け、取り組み始める
困難を乗り越え、大歓声の中チェッカーを受ける。エンジニアやメカニックは喜びもつかの間、その場で課題解決に向け、取り組み始める

 さらに豊田章男会長は続ける。

「仲間だと皆役割で仕事をする。部下は肩書きで仕事をする。ルーキーレーシングは役割で仕事しているからエンジニアもメカニックも、豊田章男ではなく、ひとりのドライバーであるモリゾウとして向き合っている。大事にすることが同じだから共感できる」。

「だからこそありがとうと言い合える、互いに助け合い、共に学び合う。その家庭的でプロフェッショナルな関係性が仲間を生み、そして魂を込めたクルマ作りとなる。仲間は現場でしかできない。会社の同じ部署にいても仲間にはなれない。いい時も悪い時も一緒にやっているからこそ仲間になる。会社が違っても同じ現場に入ったら皆仲間。絶対にそう思う」

 豊田章男会長の言葉通り、そこに仲間がいるから、仲間と一緒だからこそ、新しい未来を切り開くことができる。このルーキーレーシング物語3部作を見て水素エンジンGRカローラの挑戦に関心を持ってもらえれば幸いだ。

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